
朧月
@kinmokusei73
2025年10月5日

ナチュラルボーンチキン
金原ひとみ
読み終わった
ここ数年の金原ひとみさんは書きまくっている印象。パリから帰ってきてからだろうか。「マザーズ」あたりのヒリヒリ感はなくなってきているけど、文章を超えた力強さを感じる。最初は平木さんと浜野さんのシスターフッドが物語の軸なのかと思ったけど、意外と甘めのラブストーリーだった。まさかさんと平木さんのキャラが主人公に都合良すぎな気もするけど、ページを捲るのがもどかしいくらいのリーダビィリディ。元夫のその後の人生が気になった。普通に楽々と幸せな人生を送ったのだろうか。それなりの傷を抱えて生きていたならそこも読みたい。


