寝具
@utouto
2025年10月5日

すいかの匂い
江國香織
読み終わった
@ 自宅
夏の間に読もうと思ってたのに。
創作の中で、「実際の子どもって善の面ばかりを持つわけじゃないよね」という前提のもとずるかったり残酷だったりする子どもが描かれることがある。
この本には、私の中にあるその前提のラインをさらにちょっとだけはみ出した絶妙に嫌な子どもが11回出てくる。
陰険で嫌な子ね、と思うのは実は同族嫌悪で、私もこんな子どもだったのかな。それは嫌だな。
『ジャミパン』が比較的さっぱりしていて一番好きだった。
この作品の中の夏はきっと今年の夏より10℃は涼しいだろうなと思いながら読んでた。
私がこの子達と同じくらいの年だった頃は、最高気温28℃で今日はすごく暑いねと言われていたし。
