アラクローズ "正午派2025" 2025年10月12日

正午派2025
正午派2025
佐藤正午
・作家生活40年の足跡を追う、究極の「佐藤正午読本」とか、「完全保存版」と帯にあるので、買わない訳にはいかない。 ・次の話が気になった。(創作?、実話?) ①「ラッキー・チャーム(幸運のお守り)」 ・体調を崩して、作家活動を休止していた時に、叔父がいるサンパウロに滞在していた時の話。  イビラプエラ公園(果てしなく広い)で迷子になった。その時出会った物売りの男性に出口を聞く。商品のアクセサリー(アルファベット一文字)を買えば教えてあげると言われ「S」(佐藤)が欲しいと言うと、さっき日本人女性が買ったと言う。(仕方なく「?」を買う)長崎に戻り、公園を散歩していると、「S」のアクセサリーをしたブルドッグを連れた女性に合う。それが今の佐藤さんの奥さんとの事!!! ②預かり猫・犬には吠えられる、猫にはそっぽを向かれる佐藤さんが、仕方なく妻の妹の飼い猫(いしこ)を預かる事になった話。お互い干渉しないでおこうと話かけ、触れ合わない。そんな中、外国の取材で、写真を撮っている時にこの猫が2階に上がってくる。猫を抱きながら写真を撮る事になる。珍しく大人しく佐藤さんに抱かれたまま。後にも先にも、猫との触れ合いは、この一度きりみたい!この映像を見た視聴者には、猫好きの作家と思われ、いしこは作家の愛猫らしく映ったのではとの一文で終わる。 ※【香箱】猫が背をまるめてうずくまっているさまをいう。
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