
月下の医師
@rinrin-1102
2025年10月12日

勝負心
渡辺明
かつて読んだ
弱冠20歳で棋界最高位である竜王を獲り、そこから9連覇(通算11期)、初代永世竜王となった天才中の天才によるエッセイ。
2013年という、ここから棋界に訪れる様々な革命前夜に書かれており興味深い。
まだ「彼」の登場以前の本であり、羽生さんや羽生世代との闘いに頁数が割かれている。
正直、傍目から見て「彼」に絶望してる感が否めないが、これまでの天才達とは一線を画す圧倒的な才能を前に、今何を思うのだろう?
圧倒的な才能に対峙する辛さは私には想像できないが、棋史に残る天才として何とかまだ抗ってほしい。