𝘪𝘯𝘰𝘳𝘪 "十七歳の硫黄島 (文春新書 ..." 2025年10月16日

十七歳の硫黄島 (文春新書 544)
……。 言葉では表しきることのできない、すさまじいものを読んだ 戦争がはじまると、殺しの総量を『戦果』と呼ぶようになるのだな、と思った 『夜半の上陸、夜襲? それはないだろう。敵は烏目だ、青い目だ、あれでは夜は見えないんだ。本当かい。よく知らないけど……。』 『瀕死の男のそばをひとりの兵が通りかかった。知人だったのか、話しかけながら欠けた身体に触れ、男がこと切れてから合掌した。確かに聴こえた。「俺ももうすぐ後から行くから遠くへ行かずに待ってろよ。解ったな」。そして彼は去った。』
十七歳の硫黄島 (文春新書 544)
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