🔖ぼう|読書記録 "老い蜂" 2025年10月16日

老い蜂
老い蜂
櫛木理宇
『執着者』の改題前の作品。 最初から最後まで、引き込まれました。 前半の異質なストーキングに「もし自分がされたら…」と本当にゾワゾワしつつ、 後半には、事件解決に向けて物語が二転三転して、頭が追いつくのに必死でした〜🌀 真実が気になって夢中で読み進めたけど、本当にこういったストーキングの事件も世の中には発生していて、自分と同じ年代の子も怖い目にあっているのだと思うと怖くなったし、被害者本人や被害者遺族が「落ち度があったのでは」と責められてしまうことの辛さも描かれていて、心が痛くなりました。 以前、『消えない月』を読んでショックを受けて、今回の作品は少し明るい感じで終わったので大丈夫かなと思ったけど、それでも読了後にズキンと胸が痛くなりました。
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