
rina
@r_1_n
2025年10月17日
はだしのゲン(7)
中沢啓治
読み終わった
息子と読んだ本
大切な人を何人も失いながらも戦争を生き延び、ピカにも負けず、踏まれても踏まれても立ち上がるゲンの姿に勇気をもらうと同時に、本来なら無邪気に子ども時代を謳歌できたであろう子どもたちがこんなにも早く大人にならざるを得なかったことを思うと胸が張り裂けそうになる。
息子が戦争や原爆に関心を持たなければ、ゲンを読み直そうとも思わなかったし、自分から積極的に戦争のことを知ろうとしなかったと思うし、今回の旅行先が広島になることもなかったと思うと、息子に感謝しかない。
資料館で、様々な国の人たちが真剣な眼差しで展示を見ている姿に、国は違えど平和を思う心は同じなのだと静かに胸が熱くなった。
誤解を恐れずに言えば、決して気持ちのいい展示ではない。それでも楽しい旅行の行程の中に資料館を組み込もうと思った人たちがこんなにいるのだと思うと世界は捨てたものじゃないという気持ちになる。
改めて、平和について、核のない世界について、子どもたちが子どもらしく笑って過ごせる未来について、これからも積極的に考え続けたい。




