
よみみ
@yomir
2025年10月17日

海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)
シュペルヴィエル,
ジュール・シュペルヴィエル,
永田千奈
読み終わった
感想
図書館うろついてたらそこにあったから借りてきた!シュペルヴィエルは7年前にシュペルヴィエル抄を読んだな〜って感じ。
7年前の私もなんと秣槽の牡牛と驢馬が好き〜と記録していて、今の私も好きだから人間変わらないなぁと思ったり!!
全体的にちょっと悲しくて綺麗な感じ。あと不条理とか聖書がちらほら。短編集で読みやすいのであんまり明るい話も嫌だわ〜、静かで落ち着いている話の気分だわ〜な時におすすめかもしれない。
以下今回の話の中で印象深かったもの(ネタバレ)
・セーヌ川の名なし娘
安寧の地はどこにあったんだろう。生前、なぜ彼女が亡くなってしまったのかはわからないけど死してなお苦労を強いられていて可哀想だった。でも最後は彼女を大切にしてくれていた魚たちと一緒に本当の眠りにつけたからよかったな〜。
・空の2人
泣きそうになった、沁みます
最初はなぁにこの人だったのにね?!よかったよ…
・競馬の続き
まさかの展開に驚き!!そして受け入れる!
最後はやったれー!と思ったらそうなった!読んでいてちょっとスッキリしたのでよかったです!