
谷→山
@reads_mm
2025年10月19日
クリームイエローの海と春キャベツのある家
せやま南天
読み終わった
クリームイエローの海って何のことなのか知りたくて借りた。さらっと一晩で読めた。読後感は悪くない。
家事って奥深く、終わりのないもの、というイメージ。でも追われ過ぎてストレスになるのは違うよなあ…と、気持ちを少し軽くしてくれた気がする…そんな物語。
以下抜粋(子どもたちへ、そして自分にも…)
P62「…どんなにはた目には派手で、気楽で、美しく見えても、その地味な家事がないと生活は立ち行きません。生活は、誰に見せるためでもなく、営んでいくものです。その生活をどう営んでいくかによって、人は生きやすくも、生きにくくもなるんですよ」
P175「…外の世界は、自分の力ではそう簡単に変えていけないじゃないですか。けど、自分の家の中だけは、自分が生きやすいように、好きにすることができるんですよ。住みやすく、過ごしやすく、眠りやすく、どんな風にもできる。その手段が家事だよなって思うんです」
P177「…どこかの家や、先人の家と、自分の生きやすい家を比べる必要なんてないんですよ」



