
あんず
@anzuzuzuu
2025年10月19日
9月の本
北野勇作,
小沼丹,
木下杢太郎,
蒲松齢,
西崎憲,
鈴木三重吉
読み終わった
@ 自宅
夏は終わったというのに怖い話がちらほら。
泉鏡花の『菊あわせ』、正直難しくてよく分からない状態で読み進めてたら、「…あれ?これめっちゃ怖い話じゃない…?」と、深夜3時ごろに気付き思わず背筋がぞくぞくとしたよね。お口直しに、と思って読み進めた『溺れかけた兄妹』も、ホラーじゃないけど違う意味でこわい。9月という夏の終わりの寂しさとなんだか重なった気がした。
面白かったのは『麻畑の一夜』。いや、これも怖い部類なのか。その場に居合わせたような恐怖感を味わいました。
そして最後の『恋のカメレオン』─これが一番良かった。最後に持ってくるのもさすがというか。
性格とは、自分自身とは一体なんなのだろうか?自分を自分たらしめているものは何?性格が変わったら自分じゃない?性格が変わっても自分?と、考えながら読んだ。一番興味深い話だった。
