
🔖ぼう|読書記録
@book_25
2025年10月20日

もういちど生まれる
朝井リョウ
読み終わった
グサグサ刺さりまくりました…。
自分もいま過ごしている「大学生」という時間をこんなにもリアルで映し出していて、自由さとともに将来への不安や特別になれなかった自分への苛立ちや空虚さを言語化していて、もう凄すぎる!!!
私も高校卒業の時まで、ずっと続けて頑張っていたことで自分に対して誇りや自信・プライドを持っていたけれど、大学生になって金銭的に続けることが難しくなってしまいました。
SNSで同期が楽しそうに頑張り続けている姿や留年してまで海外のチームに行って頑張る姿を見て、彼らがものすごく「特別」に見える一方で、続けたかったのに諦めて何も無くなってしまった自分がものすごく惨めで悔しくてたくさん後悔して泣いていたし、今でもそうなってしまう時があります。
特に最後の章を読んでいて、そんな自分を鏡で見ているような気持ちになって、共感するあまり涙してしまいました。
自分が上手く言語化できないまま溜め込んだ感情を、文字でかたちにしてくれて、なんだか少しモヤモヤが浄化された気がしました。
とてもリアルで、刺さりまくりました〜!!!


