Masaru "キジムナーkids" 2025年10月21日

Masaru
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@masaru__books
2025年10月21日
キジムナーkids
この小説を読みながら先月読んだ真藤順丈『宝島』の戦果アギヤーの少年たちの描写、あらすじがソックリなことに驚いた。 発行は『宝島』よりこの『キジムナーKids』のほうがちょうど一年早い。 さらに、『宝島』と奥野修司『ナツコ沖縄密貿易の女王』の船が難破しかける描写がほぼ同じなのにも驚いた。『ナツコ』のほうが『宝島』より11年も前の発行だ。 『宝島』は直木賞を受賞した小説だ。 面白いだけでは賞はもらえないだろう。 選考委員や出版社もある程度はそういったことも調べているだろう。 で、気がついた。 地獄よりも酷いと言われた沖縄戦と、その後の沖縄がたどってきたことを小説にするということはフィクションでは描けない、どうしてもノンフィクションになってしまうのだからこういうことになるのかな、と。 まだまだ沖縄の本を読んでいきたい。
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