
小池陽慈
@koike_yoji
2025年10月24日

方法叙説
ルネ・デカルト,
小泉義之
読み終わった
再読完了
学部生だった約三十年前に、岩波文庫で読んで以来、何度も挑戦してきた一冊。
相変わらず、「わかるところしかわからない」読み方しかできなかったが、それでも、以前よりちょっとは読めるようになっているのが嬉しい。
そして、面白いのはやはり第四部と第五部。
神の存在証明と、魂と身体の二元論の示唆。
ただ、「〇〇は真理。なぜなら明晰判明だから」という論法は、僕には同義反復に思えてしまう。ということは、僕はこの本の最も肝要なところをわかっていないということなのだろう。
哲学の素人としては、デカルトの真理に対する執念を感じられるだけで、十分に面白いが。

