
pon
@haruipon725
2025年10月26日
マラーノの武勲
マルコス・アギニス,
八重樫克彦,
八重樫由貴子
読み終わった
絶対の真理、正義なんてものは人間の創った妄想でしかなくて権力を持ちたい者達に都合よく扱われる道具でしかないのだろうなぁとつくづく思う。そして、自分の真理と違うそれに歯向かっても傷付くだけの時、そこで踏みとどまれる強さって何なのか…抗える信念って、単純に畏敬でしかない。
主人公の強さに苛立つ自身の弱さにもはっとさせられた。
恥ずかしながら中南米での異端審問については知識が無く、著者の詳しい著述に教えられること多数でした。
アウトダフェ、サンベニトと知らなかった言葉を識ることができたのも僥倖です。
