5話短編集📕イヤミス、どんでん返し、ミステリの詰め合わせ。 【01.使い勝手のいい女】 包丁を研ぐ場面から話が始まりクズな男女が出てきて、ずっと不穏な雰囲気でお話が進んでいく所が魅力。騙された〜そういう事ね〜と思うこと間違いなし。 【02.骨になったら】 妻が自殺。火葬まで…骨になるまで…あと…○時間…と妻が早く骨になる事を待ち望んでいる主人公。何をそんなに証拠隠滅したいのか、徐々に見えてくる。イヤミス気味な物語の終わりにどんでん返し。うわー、やられちゃったね！の一言。 【03.わずかばかりの犠牲】 大学生が金銭面で困り果てた結果、先輩に誘われて受け子バイトをするお話。公園で知り合ったお爺さんと仲良くなるが…。詐欺に手を染める(闇バイト)学生ってこういう事情を抱えた人が多いのかなぁなんて思わせた。終盤タイトル回収された時には綺麗に収まったと感じさせた。タラレバだけど、こんな結末に本人はきっと後悔したことでしょう。 【04.監督不行き届き】☆お気に入り 夫が不倫。妻、夫、愛人、義兄の4人で話し合いをするが…。愛人がとにかく凄く図々しい。そして夫の兄も嫌な人。タイトルの「監督不行き」もこの人からのお言葉。ただ仕事を頑張っていただけの女性に訪れた悲劇。ラストは悲しい気持ちになった。 【05.復習は神に任せよ】 息子を事故で亡くした女性が真相を知るために、犯人の家族が住むマンションへ引越して復讐しようとするお話。子を持つ親からしたら心苦しい。隣に越して来たお婆さんとの縁もまた…。そして伏線が回収されたラストは衝撃。