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読了本の記録...✍️
  • 2026年5月25日
    書店怪談
    書店怪談
    **************** 「お客さんに言われたんですよ。盛り塩した方がいいよ。ここ、なんかいるからって」 小説家・岡崎隼人は最新作『だから殺し屋は小説を書けない。』を出版したことをきっかけに、書店員とよく話すようになった。 ある日、地元・岡山市の新刊書店を訪れると、店長が盛り塩をしているのを目撃する。 数週間後、岡崎は別の書店でサイン会を開くことになったが、そこでも奇妙な体験談が寄せられていることに気づく。 新作が思うように書けず焦っていた岡崎は、担当編集の菱川と話し合い、書店にまつわる怪談を集め、モキュメンタリー調に書き直したホラー小説にすることを思いつく。 怪談は続々と集まり、順調に執筆は進んでいたが、寄せられた怪談には共通点があることに気づく。 岡崎と菱川は、その共通点を探るため、さらなるネタ探しに乗り出すが、次第に恐ろしい真実に近づいていく。 ****************** モキュメンタリー作品。…?? 作者の岡崎さんと担当編集の菱川さんを中心に、どんな本を作るのか、全てを実話にするよりも少しのフェイクを混ぜた方が良い…などの会話から、この作品自体がモキュメンタリーなのか、それとも本当の話が混ざっているのか、わからなくなる。 読書好きにとって書店はなくてはならないものだから、そこで本当にこんなことが起きてるとしたらとんでもないこと。 でも少なからずありそうだなとは思う。 ホラー作品だったり、古本だったり 人や場所に限らず本そのものに“何か”がついていたりってことも全然あると思う。 個人的には、子供の話はフェイクだとして、後半の次々と語られる体験談は実話だとしてもおかしくないんじゃないかなぁと思った。
  • 2026年5月25日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    ロッキーが登場してから、ただただ愛おしい。そして面白い。回想シーンよりも、ロッキーとのやり取りの方を聴かせてほしいとまで思うほど。 ラストの感想は一言しか要らない。 「そうきたか…」だけ。 これは映画も観なくちゃ!! 「アストロファージ」が登場するたびに、「マクロファージ」(免疫細胞)が脳内に登場して変換されてしまうので『ん?』となり厄介だった。はたらく細胞見すぎ。
  • 2026年5月22日
    エゴサ厳禁
    エゴサ厳禁
    「厳禁」シリーズ📚第3弾 スマホ本としては2作目📱 前回同様左側に文、右側にスマホ画面。 今作はややグロテスクなページがちょこちょこ登場。 そして今回も続編で単行本からまた出るのかな? 短いけれど、文も絵も両方楽しめる作品でした。 ****************** 都内で起きた連続猟奇殺人は被害者全員の眼球がくり抜かれていた。 父を殺された大学生・深山遥香は、殺人鬼「アイ・コレクター」の正体を暴くため、私立探偵に連絡をとるのだが、それは狂気の深淵への入り口だった。なぜなら、犯人は――。 累計18万部を突破した『スワイプ厳禁』と『閲覧厳禁』を超え、スマホ型小説はさらなる狂気へ。 この本を読み終えるまで、決してエゴサしてはならない。 次は、あなたの「目」が狙われる……。 ***************** 👁️「アイコレクター」ね…これは落とし穴ですわ🕳️ 📱エゴサをしなければ…。こんな大きな事件になることはなかった?
  • 2026年5月18日
    リセット
    リセット
    リカシリーズ7作目📚今作も過去編。 高校生時代のリカを描く。 リカとは別のところで胸糞展開あり。 見た目が美少女なので(?)ホラー感薄めかと思いきや、どんどんと犠牲者を出していく。 気持ちがいいくらいに自分にとって都合の悪い人間は性別・大人子供も構わず始末していく。それも時には自然に、時には残酷に。 ここまでくると、もはや殺し屋。 **************** 母方の親戚にあたる十六歳の結花を引き取って、ひとつ屋根の下で暮らすことになった四人家族の升元家。 結花の父親は交通事故で死に、その後、母親が新興宗教にはまって出家したらしい。 そんな訳ありの美少女に、高校一年の次男・晃は一目で恋に落ちてしまう。 淡い恋心をも嘲笑う、恐怖シリーズ第7弾。 **************** 🙌まさかまさかの「ダサイタマ」登場。(P.65) 確かに浦和は割と栄えてる方だよね〜と地元ネタに共感。 💃不思議なのは男性たちの注目の的になるくらいの美女だということ。 1作目の「リカ」はどう考えても妖怪で、見る人全てを恐怖にさせる存在なのに「リターン」「リフレイン」「リセット」では誰もが羨み、妬むほどの美女設定。 「リバース」での出来事があったから見た目はアレなのかな…。 でも「リフレイン」でのリカの安否ははっきりと分かっていないので、それ以降のリカが本人なのか、またはそれ以外の人なのか、謎なところ。 👃新たな犠牲者。敵意を帯びた臭気。(P.112) これはリカシリーズで、ちょいちょい出てくる表現。 高校生だから、教室内で臭いがすれば敏感に反応しそうだけど、それもリカの美貌に紛れてしまうのか… 🗣️犠牲者が出た後の噂話。「◯◯が△△を殺して、体をバラバラにする様子を撮影したビデオが見つかったとか、噂はどこまでもエスカレートしていく一方だった。」(P.121)  少し前から思っていたけど、すすきのの殺人事件と似てる箇所がありすぎて、犯人はもしかして「リカ」を読んでいたんじゃ…?と思ってしまう。 五十嵐先生も「私は怯えています。(省略)私は自分が書いた小説のために、何かが起きてしまうことを恐れているのです。」と、あとがきにて仰っていたのが印象的で、現にリカに共感を示す人がいることから、『そんな人が現れてもおかしくないのかもな』と、リアルの事件と比べながら考えさせられた。 🔚⚠️ネタバレあり⚠️ 今回で気付いたのは、結花は梨花と母親の意思を継いだ化け物「リカ」になってしまったってこと。 育った環境の悪さが、この物語の原点としか言いようがない。いわゆる“毒親”のせいで歪んでしまった雨宮姉妹。そう思うと少し気の毒になってしまう。けど、そんなことも忘れてしまうくらい、とんでもないことしでかしまくりなので、同情もどこかへ忘れてしまう。
  • 2026年5月15日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    「流行りの作品にたまには乗っておくかな」と思い、オーディブルで聴いてみたけど、科学の話が難しすぎる… それに場面転換が分かりにくくて、これはきっと紙で読んだ方が良かった作品かもなと少し後悔。 でもロッキーの声とか海外の人たちのノリが朗読でよくわかったから、それは良かったかも。 ******************* 未知の物質によって太陽に異常が発生、地球が氷河期に突入しつつある世界。 謎を解くべく宇宙へ飛び立った男は、ただ一人人類を救うミッションに挑む!  『火星の人』で火星でのサバイバルを描いたウィアーが、地球滅亡の危機を描く極限のエンターテインメント ******************* 💭科学のお話難しい…。主人公の記憶喪失から始まり、記憶を追っていくと同時に色々なことが起こっていく。個人的にはこれが気が散ったり、展開が面白くて集中したりの繰り返しで、『紙で読んでたらまた違ったのかな?』なんて思うなどした。 🗣️唐突な「オーマイガー」や「sexよりもいい!」などの名言が海外だなと面白くなった。オーディブルで聴いていると「オーケイ」のイントネーションが面白くてずっと頭に残る。結構な頻度で出てくるからそこに意識が残りがちで、その後のお話が頭に入ってこない。笑 🪨相変わらず科学のお話は難しいけど、ロッキーが登場してから面白い。ロッキーのくじらのような鳴き声が聴けるのはオーディブルならではだな。 ❓ロッキーの「質問」が可愛い。 🔚下巻はもっと楽しめるのだろうか…。少し心配だけど、ラストがどうなるのかも気になるし、せっかくなので頑張って聴こうと思う。
  • 2026年5月15日
    リフレイン
    リフレイン
    リカシリーズ6作目📚 今作はまた過去編に戻って、当時のリカの様子を追っていく。 看護専門学校時代のお話。 この時のリカはまだまともそう?って思ったけど、全然そんなことなかった。笑 火災事件、唯一の生き残り、渡会日菜子著『祈り・鎮魂の叫び』と、雑誌、新聞記事などの情報からなる物語。 まるで実際にあった出来事かのように思わせる作風に、本当にリカがどこかに居るんじゃないかと不安にさせる。 読み終わる頃には私の心の中にリカが住み始めていないか、心配になる。 **************** 悲鳴をも、焼き尽くす!!! 最悪の火災事故——唯一の生存者が語る、看護学校時代の“雨宮リカ”の素顔とは?              生徒、教職員あわせて百二十余名の命を奪った「青美看護専門学校火災事件」。 その惨劇の前触れは、すでに一年前から始まっていた。 轢死、飛び降り、練炭自殺……学校の内外で続発する生徒たちの非業の死。 その周囲には、いつも「彼女」の影がちらついていた——。 阿鼻叫喚の地獄と化した火災の、唯一の生存者が語る看護学校時代の“雨宮リカ”の素顔とは。シリーズ第六弾! *************** ☎️実家の電話に残されていた何件もの留守電(P.119~120)  怖すぎる…。こんな狂気じみた留守電が何件も残されていたら電源ごと切っておきたくなる。 👮「菅原って…あの菅原か?」(P.215)  菅原さんこんな昔からリカと接点があったなんて…。私はこの人に頑張って欲しいと思ってるけど、この先どうなるのか。気になるところ。 🛗池谷教頭の事件(P.247~250) 恐ろし過ぎて震える。嫌な予感はしていたけど、ここまでだとは。 こんなに死人の出る学校おかしすぎるけど、上手く事故に見せかけて抹殺していくのはさすが。 🩸リカの痛み耐性のお話、前作で少し出てきたけどここで真相が。(P.283) 伏線を次回作で回収させるのは驚き。『やっぱりそうだったのか!ってことは…ん?』と嫌なフラグが完全に立ったことに気が付く。 🔁「彼女の部屋からはずっと“マヅルカ”が流れていました。繰り返し繰り返し、何度も何度も…。(省略)いつまでもいつまでもリフレインされ、それは今も私の中で続いています。」(P.308) タイトル回収。リカは人々の心の中に感染し続け、何度もリフレインする。そういうことですか…。
  • 2026年5月11日
    対岸の家事 (講談社文庫)
    ドラマがとても良かったので原作も読みたいと思っていたけど、オーディブルであったので聴いてみた。 ドラマ同様、原作も良かった。 主婦(夫)やワンオペしている人たちの味方となる作品だと感じた。些細な悩みや苦労まで鮮明に描かれているので子育て世代には是非手に取ってほしい一作。 この作品、原作・ドラマ含め、好きだなぁ🥰 ***************** 家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ、専業主婦の詩穂。娘とたった二人だけの、途方もなく繰り返される毎日。 幸せなはずなのに、自分の選択が正しかったのか迷う彼女のまわりには、性別や立場が違っても、同じく現実に苦しむ人たちがいた。 二児を抱え、自分に熱があっても休めない多忙なワーキングマザー。 医者の夫との間に子どもができず、姑や患者にプレッシャーをかけられる主婦。 外資系企業で働く妻の代わりに、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員。 誰にも頼れず、いつしか限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始める――。 手を抜いたっていい。休んだっていい。でも、誰もが考えなければいけないこと。『わたし、定時で帰ります。』の著者が描く、もう一つの長時間労働。 終わりのない「仕事」と戦う人たちをめぐる、優しさと元気にあふれた傑作長編! ***************** 🏃‍♀️1人で家事育児をする寂しさと孤独。 専業主婦をしていると子供と1日中2人きり。 子供と会話できるけど、大人とも喋りたくなる。 気軽に会えたりお喋りできる相手が身近に居ればいいけど、歳を取れば取るだけ時間が合わず、会いにくくなるもので…。 旦那はダラダラと喋る妻の話なんか聞いてくれないし、興味も無い。 女性は何気ない話でお喋りしてストレスを発散する生き物だと思ってるから、そこを理解してくれないと生き辛くなってくる。 些細なことだけど、大事なこと。 私もそうだったよなぁと懐かしくも心苦しくなってくる。 👶2人目問題。本当に深刻。 税金とかその他諸々値上がりするくせにお給料は上がらず生活費圧迫されてるし、よっぽどの高級取りじゃないと、この時代に複数人子供授かろうなんて思えない。そりゃ少子化なっても仕方ない。…とは思うけど、年齢とか兄弟が欲しいとか思うと早く次の子って思っちゃうよね〜と共感。 👵あと老人共は煩い。よその夫婦問題に首突っ込んだり、どこに出かけて、何してきたのかとか色々口出してくるの、私は許せない派なので、しょうこのお話は激おこ。キレてくれるしほに『そうだそうだ!』と激しく同意。 😢中谷としほが親の話をしている場面。 しほが過去に父親に言われた、されたことを聴きながら涙が止まらなくなった。 中谷が義両親に頼りたくない理由もよく分かる。 些細なことだけど育児になるとそれが大きなストレスになっていくよなぁと感じた。 🐯虎朗がいい旦那すぎて😭 家族ぐるみで仲良くできるママ友・パパ友ってかなり貴重だし羨ましい。 ふと小さい頃に幼馴染たちと遊んだり、家にお邪魔してご飯食べさせてもらったり、花火したりしたことを思い出した。 大人たちの仲が良いと子供達も自然と仲良くなるし、良い思い出にもなる。子供のためにも孤立していたらいけないなと思う。 📕文庫版限定アナザーストーリー虎朗篇  このお話を聞いてて旦那もこんな気持ちなのかなぁなんて考えてたら、普段は憎たらしくてしょうがないけど、たまには「私と娘のために働いてくれてありがとう」と感謝を伝えても良いかなと思えた。
  • 2026年5月7日
    熟柿 (角川書店単行本)
    **************** 2026年本屋大賞2位! 第20回中央公論文芸賞 受賞 本の雑誌が選ぶ2025年度上半期 ベスト10  1位 激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子・拓を出産する。 出所後息子に会いたいがあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。 自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。 『鳩の撃退法』(山田風太郎賞受賞)『月の満ち欠け』(直木賞受賞)著者による最新長編小説。 ***************** 😡登場からずっとつるこに腹が立つ。出てくるたびに『つるこ‪💢』の気持ち。 🚗子供に会いに行くのを許されないのは当然だと思っていたけれど、途中から『じゃあ元夫があの日、お酒を飲まずに運転して帰れば良かったんじゃないの?妊婦に長時間運転させといて、自分は酒飲んでガースカ寝てるだけって無責任すぎないか?』と引っかかった。 確かに事故後の行動は良くなかったにせよ同乗者として、夫として、無責任な気がして気の毒になってきてしまった。 💰大阪での出来事は本当に腹立たしい。 唯一、店長がまともな人間で良かったけど。 このお話、変な人しか出てこなくないか…? 🗣️夫が口を滑らせた。本当に最悪。最後にはちゃんと報われるんだよね…? 🔚最後は一応明るめな感じで終わったけど、個人的には最初から最後までずっとモヤモヤ。登場人物ほとんど嫌い。割としんどいお話だった。
  • 2026年5月6日
    リメンバー
    リメンバー
    リカシリーズ5作目📚 今作は②のその後のお話。 リカが直接登場してどうのこうのじゃ無いにしても、リカの恐怖はまだまだ続く。 怪しいと思っていた人物よりも、もっとヤバい奴がいたことが最後に分かって仰天。 次回作早く読まないと…!! ***************** バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。 フリーの記者で、二十年前の「雨宮リカ事件」を調べていたという。模倣犯か、それともリカの心理が感染した!? 精神鑑定を担当した立原教授の周りでは異常かつ凄惨な殺人が続発する。 現場付近で目撃された長い黒髪の女は何者なのか? リカの闇が渦巻く、戦慄の第五弾! ***************** 🔪序盤からリカとは違う新たな異常者。(P.7~12) ③④と過去編を挟んだから忘れていたけど、2作目のラストでリカは…。新たな幕開け? 📚2作目ラストの続きが分かる仕組みにまんまとハマり、読む手が止まらない。(P.15〜) 👤新たな登場人物に明らか「ん?嫌な予感しない?」な人いて、完全にフラグ…(P.19) ❤️‍🔥雨宮リカの心理感染??だとしたら、読者にも心理感染とかしない?大丈夫そ??と勝手に心配になった。 👭樋口が見せながら説明した写真「違う違う!!」と教えてあげたくなった。(P.108) そこから違うんだもん、真実なんか見えてこないよね… 『とりあえず、雨宮邸に調査行こうよ…』って急かしたくなる気持ちを抑えつつ読み進める。 😳急に地元登場!(P.123) 驚きと歓喜!ありがとう!五十嵐先生! 🤦‍♀️やられた。読むうちに怪しいと思ってた人がいたけど、完全なるミスリードで全然違った。樋口さんと同じ道を私は辿ってしまうのか…。しかも、そうきたか…な展開で激アツ。(P.289)
  • 2026年5月4日
    イン・ザ・メガチャーチ
    オーディブルにて聴了。 …何このお話。ホラーなわけじゃないのに何故か怖く感じた。ラストは鳥肌が止まらず。 実際に起きたことをモデルにしているのか、やたらリアル。 何かに依存する様がまるで宗教のようで、ここまで度を越した推し活をしたことは無いけれど、底なし沼にどんどんと落ちていく感覚が聴いていて手に取るようにわかった。 聴了後のこの感覚…なんとも言えない。 ***************** 沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。 あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。 「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」 ***************** ・武藤澄香 父親とどことなく似ている。INFPとか私にはよく分からない性格診断の話が出てきて、朝井さんのこういう所が鋭いなと感じる。言葉で表現しづらいモヤッとした部分をしっかり表現されていることが多くて妙に共感してしまう。 ・隅川絢子 この章を最後まで聴いてて、絢子が本当に心の底からりんたろうのファンなのか分からなくなった。手の届かない存在の推しよりも、目と鼻の先にある現実の方にすぐ反応してしまう感じがいずみと対照的すぎて疑問に思えた。絢子も結局は澄香が言うところの“風見鶏”なのでは…?? ・武藤澄香  大学生でも中学生みたいなそういうこと絶対あるよね。大人になっても中身が子供のやつは集団になると余計に悪質な部分が出てくる。このすっごく嫌だなってところの描き方がリアルで朝井さん凄い。朝井さんって中身女子なの…? ・隅川絢子  なんか怪しいことに足踏み入れちゃってない…?絢子のお話聴いてると、某俳優さんのことを思い出す。あの時もリアルでこんな感じだったよなぁと。 ・武藤澄香  お父さんのテレビ電話時の変化が可愛い。各章のところどころが繋がってきて面白くなってきた。 🔚登場人物みんな『何してんだよ…』と情けなく思えた。こんなに救いのないことある?終わり方もまた余韻がすごいし、朝井さんの作る物語は鋭いところ突きすぎててもうよく分からない。笑 何を見せられて、何を感じさせたいのか、イマイチ掴めないまま。ただなんとなくふんわりとわかることもあるのに、言語化出来ないもどかしさ。…なんて作品を本屋大賞にしてしまったんだ、朝井リョウ。私のこの言語化出来ない感情も文章にしておくれよ。
  • 2026年4月27日
    成瀬は都を駆け抜ける
    成瀬は都を駆け抜ける
    オーディブル99円セールのうちに聴いておきたかった1冊。 今作はご飯がとにかく美味しそう!…成瀬ってこんなに飯テロ小説だったっけ?と困惑するくらい。 個人的には2章のお話が聴いていて一番楽しかった。“あの作品”を読んだことのある人なら誰でも嬉しくなりそうな展開。 きゅんも出来てラストには泣ける。都を駆け抜ける成瀬をとても楽しめた。 **************** 〜唯一無二の主人公、膳所から京都へ!令和最強の青春小説シリーズ堂々完結! 高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。 一世一代の恋に破れた同級生、達磨研究会なるサークル、簿記YouTuber……。新たな仲間たちと出会った成瀬の次なる目標は〝京都を極める〟! 一方、東京の大学へ進学した島崎みゆきのもとには成瀬から突然ある知らせが……⁉ 最高の主人公に訪れる、究極のハッピーエンドを見届けよ!〜 *************** 🍳やすらぎハムエッグ  京大へ進学を機に一人暮らしを始めた“さくら”と成瀬のお話。  ・自己肯定感の低さと言われてもいまいちピンと来なかったけど、このお話を聞いていたらそれがよく分かった。何でもポジティブな成瀬と自己肯定感の低いさくら。だけど、成瀬と関わることで下向き(やや斜め後ろ)な目線を前に向けていく姿が良かった。何と言ってもハムエッグを作って食べる場面はお腹が空くほど美味しそうだった。 🍲実家が北白川  新入生ウメタニと、分かる人には分かる「だるま研究会」のサークルメンバーが“黒髪の乙女”を探すお話。  ・“京大”“こたつ”“鍋”“だるま”…これは!!!あの作品じゃないかー!!!と歓喜。読書してて良かったと思う瞬間が、読了済みの作品が違う作品に出てきた時。そして“黒髪の乙女”を探すとなった時にもうピンときた。イメージ的には違う気もするけど、不思議ちゃんという点では一致。 ・またしても、美味しそうな場面が…火鍋も美味しそうだけど、茄子と豚肉の味噌炒めが登場してまたお腹空いた。。 🧮ぼきののか  簿記YouTuberの“ののか”と成瀬のお話。  ・『野生の観光大使wwww』に思わず笑った。チャンネルを急に乗っ取る成瀬にもまた笑える。 ・嘘がバレたののかに対する成瀬の対応が本当に素敵。周りに流されない・我が道を行く成瀬に本当に救われるんだろうなと思うと、私の側にもいてほしいと思わせた。 ・今回はおにぎりと豚汁。食べたいがどんどん増えていく… ・まさかのちいかわ登場!!今作の成瀬はアツい。 🎤そういう子なので  成瀬一家とテレビ取材のお話。  ・成瀬母の「そういう子なので」の一言のインパクトが凄い。周囲からは変わった子と思われているだろうけど、母の懐の深さに成瀬自身も助けられているんだなと親子愛を感じられた。 💌親愛なるあなたへ  成瀬にお熱のカルタボーイのお話。  ・深夜の暴走モードでしたためた成瀬への手紙を間違えて送ってしまった西浦くん。健気すぎて可愛い。成瀬父にどことなく似ているなぁと感じる。 ・青春の詰め合わせみたいなお話でほっこりキュンキュンだった。 🚢琵琶湖の水は絶えずして  入院した成瀬に呼び出された島崎のお話。  ・そうだった…忘れてたけど、成瀬といえば「びっくりドンキー」だった…行きたくなる。 ・前作に出てきた人たちが沢山登場して歓喜。 ・「ゼゼカラ」の絆に涙。最後の最後で泣けた。。
  • 2026年4月23日
    リハーサル
    リハーサル
    リカシリーズ4作目📚 このシリーズは驚くほどサクサク読めて、のめり込むように読み続けられる。 グロさや残虐さも程よく、私好みなのかも知れない… 読めば読むほど、その先も読みたくなる物語。 ************** 〜花山病院の副院長・大矢は、簡単なオペでのミスを新任の看護婦・リカに指摘され、〝隠蔽〟してしまう。 それ以来、リカの異様な付き纏いに悩まされる。一方、病院内では婦長の転落を始め陰惨な事故・事件が続発。 そして、大矢の美しき婚約者・真由美が消えた。 誰もいないはずの新築の病棟で、彼が対面したのは……。 シリーズ史上、最も酸鼻な幕切れ。〜 ************** 🧑‍⚕️今作の主人公は誰なのかなーと楽しみにしていたら、まさかの1作目にチラッと出てきた医者じゃん… 原田さんが調べ上げた例のやつですやん…🕵️‍♂️ 最終的な結末は分かったけど、リカの様子までは分からなかったので、4作目にして過去回なのはありがたい。 📶看護婦募集の張り紙をした辺りからもうすでに最悪の結末しか見えなくて。そして婚約者の存在でフラグが成立。 💃リカに一目惚れされた代償があまりにも大きすぎる。全てがうまくいく予定だったのに、リカ1人が現れたせいでこんなにも全てが狂ってしまう怖さ。 でも株の件は流石にリカの仕業じゃ無いよね…? 🧬リカはなぜ叔父の医院長に気に入られたのか、そこが全く分からない。 大矢に媚びを売っていた患者に送りつけたモノ、もしかして叔父のじゃ…とか思ったけど、そこを明らかにされることはなかったのは少し残念。 『病院なんだからDNA検査してよ!』と読みながら叫びそうになった。 🩸残酷なラストに驚愕。大体予想はついていたけど、ここまでしてくるとは…。 怖いけど何故かクセになるリカ。幼い頃の事情を知ったから歪んだ愛情にも納得してしまうのか。知れば知るだけトリコになる。
  • 2026年4月18日
    リバース
    リバース
    〜医師の父、美しい母、高貴なまでの美貌を振りまく双子・梨花と結花。非の打ち所のない雨宮家で家政婦として働く幸子は、彼らを取り巻く人間に降りかかる呪われた運命に疑念を抱く。そして、ある「真相」にたどり着いた幸子は、留守番電話に悲痛なメッセージを残すが……。最恐のストーカー・リカ誕生までの、血塗られたグロテスクな物語〜 ************** リカシリーズ3作目。 2作目との繋がりはなく、エピソード0のようなお話。 後に物語の中の世間と読者を脅かす存在、リカの誕生物語とも言える今作。 神父様へ宛てた幸子の手記形式で物語が進んでいくため、読んでいるうちに幸子からの日記のような手紙がこちら側へ届いているかのような感覚に。 鈍感な幸子と訳あり家族と先生たちによる、不可解でサイコパスな物語。最初から最後まで楽しめる作品でした。 それにしても、若い頃の菅原さんが出てくるとは。 個人的にはこの人にこの物語の決着をつけてほしいと思っているけど…。
  • 2026年4月13日
    悪女たちのレシピ
    読書友達と「感想を言い合おう」を目的に購入・読了。 イヤミス・叙述トリック・どんでん返しのてんこ盛り。 素晴らしい仕掛けの数々にジェットコースターくらい感情を揺さぶられた。 初めての作者さんだったけど、面白すぎて他の作品も読んでみたくなった。何より読みやすい。 これは読んで良かった… ****************** 〜絶望からの、どんでん返し。ストーカー、殺し屋、鬼義母、フレネミー、W不倫、DV。6人の女たちの6篇の秘密を召し上がれ。〜 ****************** 🍱「見つめていたい」 不気味なストーカーに目をつけられた彼女は、遠距離恋愛中の恋人と再会する。その日からなにもかもが思わぬほうへ転び始め……。 ・仕事を盾に好みの女性探しをする語り手。控えめに言っても気持ち悪い。序盤から薄々気付いてたけど、異常者。(P.11) ・あれそっち…?と混乱すらする。展開の変化が鮮やかすぎて面白い。 💝「マイ・ブラッディ・バレンタイン」 彼氏の浮気が発覚。お酒を飲みたくて思わず飛び込んだバーで出会った瑠衣子に事情を話すと、芽生えた殺意を代わりに引き受けてくれると言う。「あなたの気が済むように、彼を殺してあげる」 ・ビブリオ・セラピーとやらを初めて知った。(P.74) 私の感想ネタバレすぎてあんまり書けない。悲しい。 🏠「幸せのマリアンナ」 意地悪な義母と同居しながらも、なぜか“完璧な嫁”として称賛されているポジティブな彼女には秘密があり……。 ・恨んでる相手と一緒に暮らさなきゃいけない状況は、想像しただけで地獄。本当なら顔も見たくないのに、毎日顔を合わせなくちゃいけないなんて考えたくもない。そりゃ復讐代行も頼みたくなるよね…とかなり共感してしまった。(P.99) ・途中、語り手の能天気さに腹立たしくなって主婦友に共感の嵐だったけど、読み進めるうちに風向きが完全に変わった。面白すぎる。 🍰「ヒアミーアウト・ケーキ」  動画配信をしている野々花と友子。歴代の推しを告白して、推しの写真をつけた串や棒をケーキに刺していく「ヒアミーアウト・ケーキ」の企画動画を撮影することに…。 ・野々花が嫌な女すぎて終始イライラしたけど、まさかの結末に拍子抜け。切ない気持ちになった。 🏩「パートナーズ・イン・クライム」 人肌恋しい季節に始まったW不倫の関係値が崩壊し、命を狙われるはめになった。彼女の予測不能な行動とは…… ・リカを読んでいるせいで、この手の話だと最初から嫌な予感しかない。案の定だったけど、ラストは思っていたのとちょっと違って面白かった。 🐓「クリスマス・レシピ」  予約の取れない人気料理教室にたまたま入れた女性。優しいリピーターの面々と一緒に心から料理を楽しんでいくが…。 ・各章全て面白いし仕掛けも凄いけど、この章が一番の衝撃。ネタバレになるから何にも言えないのが悔しいけど、ラストに相応しいお話だった。
  • 2026年4月7日
    リターン
    リターン
    リカシリーズ2作目📕 このシリーズは続けて読むことでどんどん恐怖へと引き込まれる。面白くて読む手が止まらず一気読み。 リカシリーズの虜になってきてる。 〜狂気のストーカー・リカ復活! 復讐を誓う、二人の女刑事との戦いの行方は?第2回ホラーサスペンス大賞受賞、30万部突破のベストセラー『リカ』続編。 10年間リカを追い続けたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と共に捜査に加わる。姿を現さないリカに手をこまねいていると、孝子が恋人である捜査一課の刑事・奥山と連絡がとれないという。彼の自宅で二人が見たものは――。復讐に燃える孝子に手を貸すことを決めた尚美は、メールでリカをおびきよせることにするが、それは、新たな惨劇の幕開けなのか!?〜 🧳前の事件から10年後。1作目「リカ」の続きがよくわかる序盤、あまりにも異常な状況にリカへの恐怖感が増し増し。(P.32) そして登場人物を忘れないうちにこのシリーズは読み切らないとダメな作品だな…と覚悟を決めた。(現時点で2/9作目) 🚓リカがいつどこで登場するのか分からないハラハラ感。警察カップルのほのぼのしたやり取りは完全にフラグでしか無くて、嫌な予感がプンプンする。(P.65) 🎒いよいよリカらしき特徴の人を見たという証言。小学2年生といえど、子供の記憶力は侮れない。各子供からのバラバラの証言でリカが思い起こされて、こっちまで身近にリカが潜んでいるかのようなドキドキ感。(P.7879) 🚪夜中に読んでいると、戸締りをしたか不安になり、玄関の鍵を確認するくらいリカが脅威。 🎤リカとは違う厄介さのマスコミ。人の不幸に寄って集って面白がって。なかでも佐藤はタチが悪いので、そのうちリカにどうにかされてほしい。(P.222〜226) 📖今作は1作目よりもグロテスクな描写が多くて、思わず顔を顰めてしまうほどだった。ラストの展開は嫌な予感しかしないんですけど…。これまた続編を早く読みたくなる終わり方だった。
  • 2026年4月4日
    赤い部屋
    〜人気シリーズ「乙女の本棚」第47弾 文豪・江戸川乱歩×イラストレーター・寿なし子のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 ああ、何という恐しくも楽しい遊戯だったのでしょう。 赤い部屋には、異常な興奮を求めて集った男たちがいた。そのなかの1人が、彼らが欲しているような奇妙な身の上話をはじめる。〜 ************* 不気味な部屋と、不気味な話。 この男の話は本当なのか?疑いだらけ。 ラストは予想もしなかった展開に。 江戸川乱歩の作品はちょうど良い気味悪さ。 読後に「え?それでこの話は結局何だったの?」と疑問を残して終わる。おもしろい。
  • 2026年4月3日
    5分後に最悪のラスト
    ゾッとする系・イヤミス・世にも奇妙な物語風など、さまざまな不気味なお話の詰め合わせ。 怖さは優しめなので、ホラーが苦手な人や読書初心者さんや学生の方にもおすすめの1冊。 〜気づけば深い闇のなか――小説投稿サイト・エブリスタに集まった10万作超の中から、恐怖の物語ばかりを集めた短編集。〜 👵選ばれた生贄 家庭の事情で転校したが馴染めなずに浮いてしまう女の子は、下校途中に困っていたおばあさんを助け、仲良くなっていく。交流を深めるうち、おばあさんが育った村での恐ろしい話を聞くことに…。 ・印象としてはダンダダンでありそうなお話だなと。終始ずっと嫌な予感。ラストまで楽しめるお話だった。 🎥百人に言ってみた 百足(ムカデ)の名で動画配信をしている男性のお話。 ・どんでん返し&イヤミス系。予想を超えてくる展開が重なって面白かった。 👻百話目の怪談 “百物語”(参加者が順に怪談を語っていき、一話語るごとに蝋燭の火を消して、それを百話まで行う遊び)の会に参加するお話。 ・このお話が一番好きだった。オチも古き良きな感じ。 📓日記 日記を毎日つけることにした男性のお話。  ・日記に書くことを探すあまり、おかしくなっていく。嫌な予感はしていたけど、ラストの展開には驚き。 🍚オカワリサマ 父方の祖母の家に伝わるオカワリ様。苦手な祖母からオカワリ様のお世話を頼まれる。  ・とても気味の悪いお話。オカワリ様の正体はなんなのか、気になりつつ読み進めると、お世話を頼まれた女の子がどんどん禁忌に触れてしまう。ストーリー的には面白かった。
  • 2026年3月27日
    リカ
    リカ
    ずっと気になっていた「リカ」 ついに手を出してしまった…。 シリーズかなりあるので躊躇していたけど、これは読んで正解だったとしか言いようがないくらい面白い。 映画「ソウ」を彷彿とさせ(デスゲームではないけれど)緊迫したスリルが楽しめる。中盤からのテンポ感がとても良くて、気が付いたら一気読みしてたくらい、いつの間にか夢中で読んでた。 〜本間隆雄は妻子を愛する、42歳のごく平凡なサラリーマン。軽い気持ちで始めたインタネットの出会いサイトである日リカと名乗る女性と知り合う。メールでのやり取りから、徐々に常軌をいっしていくリカの言動に脅えた本間はリカとの連絡を断ったが…。 エスカレートし続けるリカの狂気、もう、彼女から逃れることはできないのか? 第2回ホラーサスペンス大賞 大賞受賞作品〜 💭正直、序盤の出会い系でのメールのやりとりの部分は退屈&妻子が居て関係も全く悪くないのに他の女と出逢おうとする本間さんに嫌悪感。 👿リカとの電話を境に段々状況が変わってきて面白くなってきた。 💃街中でリカとの遭遇は完全にホラー。笑 📖リカに完全ロックオン後の展開に目が離せず、そこから一気読み。 🕵️‍♂️原田さん、個人的に好きなキャラクター。 👧情けない父親のせいでかわいい我が子にまで危害が及ぶ。これが一番許せない展開。いつの間にか没入感が凄い。。 💉続編が読みたくなる終わり方で仰天。リカって一体何者なの…
  • 2026年3月21日
    卒業生には向かない真実
    卒業生には向かない真実
    〜わたしはこの真実から、決して目を背けない。 『自由研究には向かない殺人』から始まった ミステリ史上最も衝撃的な3部作完結編! 大学入学直前のピップに、不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話に匿名のメール。首を切られたハトが敷地内で見つかり、私道にはチョークで首のない棒人間を書かれた。調べた結果、6年前の連続殺人事件との類似点に気づく。犯人は服役中だが無実を訴えていた。ピップのストーカーの行為が、この連続殺人の被害者に起きたことと似ているのはなぜなのか。ミステリ史上最も衝撃的な『自由研究には向かない殺人』三部作の完結編!〜 ************* 🕵️‍♂️図書館で借りたけどページ数の多さに私の読書意欲が追い付かず…読み切れずに返却。ようやくまた順番が回ってきたので後半の第2章気合いれて読み始めたら、ずっとクライマックスみたいな展開が待っていてドキドキ・ハラハラしっぱなし。 『この先、どうなっちゃうの⁉︎』が読んでいて止まらなかった。 🎧ピップとラヴィの関係がとにかく良くて。この2人には永遠に一緒にいて欲しいとさえ思わせる。 🚗ピップの頭の良さに今回も驚き。普通はそんなこと思い付かないよ…ってことまでスラスラと出てきちゃうんだもんね。素晴らしい。 🔨このシリーズ、1作品ずつ個々でも楽しめるのに、3作目を読むことで一気に纏まるのが本当に凄い。シリーズの締めに相応しい内容でした。正しく集大成。 💊内容ネタバレしたら面白くないから、今回はこんな感じの感想で終了。シリーズ全て読めて感無量。 📱(読了済みの人がこの感想文見たら、とある部分で「あ。」ってなるかもな仕掛けがこの文の中にあります。笑)
  • 2026年2月26日
    おまじない
    おまじない
    妙にリアルなお話が多くて共感できる章も結構あった。 西加奈子さんの作品はこれが初めてだけど、()で心情を書き表している場面が多くて、変わった作風だなと感じた。 〜西加奈子作品史上最も"刺さる"珠玉の短編集 待望の文庫化! 【西加奈子×長濱ねる 特別対談収録】 悩んだり傷ついたりしながらも生きていく、すべての人にそっと寄り添う8編。 みんな頑張ってる。 みんな本当に、充分、頑張ってる。 ――西加奈子 長濱ねるさん絶賛! 「何回読んでも、自分にとってのヒントやおまもりになる言葉が見つかる魔法の本です。」〜 🔥燃やす 「女の子なら女の子らしくいなさい」と言う祖母と、それに対して嫌な顔をする母親との間に挟まれる女の子のお話。 ・遊び相手も男の子ばかりの主人公は特に女の子らしくしたいわけではなかったけれど、ある時から女の子らしくすることにしてみた結果、良く無いことが起こってしまう。祖母の気持ちも母親の気持ちも分かる。何気ない日常の変化と事件がなんだか妙にリアルで、小学生の頃の身近な出来事のような気がした。 🍓いちご 苺を育てている父方の遠い親戚の浮ちゃんと女の子のお話。 ・子供の頃、おばあちゃん家に行くと顔は知っているけど名前は知らない、どういう関係なのかもわからないおじさん・おばさんに囲まれて、お祝いやらお葬式やらがあったことを思い出されるような物語。苺にしか興味のない浮ちゃんはとても良い人そうだし、害のある生き物たちが姿を表すとぶん回してぶん投げるかっこいいワイルド系硬派で頑固なおじいちゃん。キラキラした世界にいる主人公だからこそ心が疲れた時に、何も気にすることなく一緒に居られる浮ちゃんの存在が心地良かったんだろうなぁ。 👧孫係 母方の祖父が遠方から暫く泊まりに来るお話。 ・ファザコンで、祖父のことを「お父様」と呼び、大はしゃぎする母。1ヶ月も慣れ親しみのない人(祖父)が同居。娘からしたら確かに少し気まずいかも。お互いについ本音が出てしまった後の展開にほっこり。 👱‍♀️あねご お酒の飲みっぷりとノリの良さからどこへ行っても「あねご」と呼ばれる女性のお話。 ・これは少し読んでいて苦しくなるような物語だった。でも何でだろう。こういう人、知ってる気がする…。だから苦しくなるのか何なのか。大学生にこのタイプの人って1人は居るような…。ただ、バカをやっているように見えるが影もあり。そこが物語の深みがあって良かった。 💃オーロラ ダンサーの友人とアラスカへ旅行に行くお話。 ・相手や周りを気にせず、自分だけの世界に入れる良さ。”何にもないところ“を喜ぶ友人に『分かるなぁ』と、読みながらぼんやり大自然の良さや知り合いのいない場所での開放感を感じた。 🤰マタニティ 待望の子供。年齢的にも喜ぶべきだけど、『後には戻れない』と混乱と恐怖心が遅れてやってくる。 ・妊娠って人生の一大事だし、計画的に妊活して授かったのでないのであれば、混乱もしてしまうかもしれない。最初はまだ体の変化が目に見えて分かるわけではないし、『本当に自分なんかが母親になれるんだろうか』と考えるのも共感できた。妙にリアルな気持ちの変化に、このお話はかなり共感ポイントが高かった。 🎬ドブロブニク 周りに馴染めず、頭の中のお友達との会話や映画や舞台にハマっていく子のお話。 ・少し心苦しいお話のようにも思えるけど、ラストは救いというか希望が見られて良かった。主人公はきっと日本よりも海外の方が合ってるんじゃ無いかなぁなんて思ったり。 🪄ドラゴン・スープレックス おまじないに熱心なひいお婆ちゃんと暮らしているハーフの女の子のお話。 ・今までのお話は少しどんよりとしていた感じがあったけど、このお話はクスっと笑えた。「ママ」と「ママのママ」問題もあったり、少し変わった環境で育った主人公だけど、とてもいい子なのが印象的だった。
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