
Bruno
@macchoca
2023年11月27日
プルーストとイカ
メアリアン・ウルフ,
小松淳子
読み終わった
読むとは、思考の最も繊細な創造行為。
文字を追うたび、僕らの脳は新たな回路をつくり、
他者の意識を借りて未知の世界を歩くことができる。
その過程で、読むことは単なる情報処理ではなく、
「考える」という人間の本質に深く結びついた
営みであることに気づかされる。
テクノロジーが思考を代替しつつある今こそ、
時間をかけて、
読むという行為がもたらす“内的対話”を取り戻さないといけない。
脳は文字を読むことで時間を生み、思索を深める。
この「読む脳」の進化こそ、
人間が人間であり続けるための道なのかもしれない。



