
kasa
@tool
2025年10月31日

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吉田修一
読み終わった
「野原を駆け回って遊ぶ少年は、素朴さや純粋さと同時に、高貴さを持ち合わせている。都会の少年に比べば何も持っていないように見えるかもしれないが、彼は「足りている」という、とても贅沢なものを持っている。きっとそれはブータンの人たちが持つ高貴さと、とても近いものだと思う。」
最近、沖縄に移住したある家族のお子さんを思い出した。なんかすごく腹落ちした。
バーの章お店ごとにヘッセやジャン・コクトー、中原中也、ペソアなどエッセイとリンクするような一文が掲載されていてどれも良かった。
〈夜をこんなにも暗くしているのはこの灯されたランプのような気がする〉

