霞を喰らう "友だち幻想 (ちくまプリマー..." 2025年11月1日

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)
学者先生の本は、とあるケースに「社会学ならこう答える」と理論を当てはめ提示してくれる本が大半と思ってる。それが悪いわけじゃないし、良いときもある。この著者は理論からもう少し踏み込んで道を示してくれる。かといって、それが押し付けがましくもなく、寄り添う形で文章が連なってる。この本を手に取ろうとする人は、人との距離感に迷ってる人だと思うから、そんな人にはこのくらい誰かが関与してくれる、それでいて自分で行動するための余白も用意してくれる本が丁度いい。僕がそうだったように。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved