
きらた
@kirata
2025年9月13日
追憶のかけら 現代語版
貫井徳郎
読み終わった
文庫本で600ページを超える厚さ、ほぼ一気に読んでしまいました
作中作が元の旧字旧仮名遣いだったらここまで夢中で読めたかは‥謎( ノ ꇴ ˋ͈)
手記自体が結末の書かれていないミステリのようなもので、手記を読み進めていくと、手記の書き手と読み手が微妙にリンクしている様に感じ、不安に苛まれながら先に、先に、と読み続け、気付けばラスト、って感じ
手記の謎、そして読み手に仕掛けられた罠(?)と向けられていた悪意
アイツ怪しい、コイツ怪しい、と、読み手の周囲の人物に疑いの目を向けていたのが恥ずかしくなる真相は、何ていうか‥“真犯人は違う世界のイキモノのよう”と薄ら寒く思うほど
しかし締めは感動のラスト
良いミステリ読めたー!