
きらた
@kirata
2025年7月24日

ぼくと、ぼくらの夏
樋口有介
読み終わった
同級生の死の真相を探るひと夏の出来事を描いた青春ミステリ
読み返したくなり再購入
所々ふんわりと覚えてました( ノ ꇴ ˋ͈)
主人公の春一は高校2年生
親は離婚し、今は広い家に刑事の父親と2人で暮らしている
母親とは時折会う仲で、その日も電話で呼び出され昼食を共にした
その帰り道、映画を見ようと足を向けた先で春一は同級生の麻子と出会う
その会話の延長上で、今朝父から聞いた岩沢の自殺を告げると、麻子は酷く衝撃を受けた様子で詳細を尋ねてきた
もっとちゃんとした事を知りたい
麻子はそう言い、春一を伴い岩沢の家に向かう
その日から麻子と共に岩沢の死の真相を探る春一の夏がはじまった──
まずは、高校生の飲酒や喫煙に寛容な大人たちに戸惑うのではなかろうか?
こう言う表現は今の時代では書けないだろうな、と思うと、やはり昭和の時代の小説だよなぁとしみじみ
未成年の飲酒喫煙の是非については本筋とは関係がないので割愛
次に、読んでいて感じたのが漂うハードボイルド臭
主人公の斜に構えたような態度や行動や台詞がハードボイルドっぽさを思い起こさせ
だ か ら 私 は 手 放 し た ん だ !!
と、思い出した
あの頃私はハードボイルドが苦手すぎてな‥
今も得意ではないけども←アッ
そんな感じなので、その2点が嫌だと思われるのならあまりお勧めはしない
しかしながら米澤穂信が“影響を受けた作家”だと公言しているので、米澤穂信ファンの方は目を通すのも良いかも知れない
どことなく気取ってる様にも見える春一と、美人で気の強いヤクザの娘の麻子
岩沢とは麻子は中学までは仲がよく、しかし高校になってからは麻子が自分の家を気にして岩沢と距離を取るようになっていた
自殺の報に驚き、その理由を探る中、本当に岩沢は自殺だったのかとの疑問が浮かぶ
真面目に見えた岩沢には知られていない交友関係が?
そして
春一達が起こした行動で新たな事件が起き‥‥
夏のどうしょうもない暑さを行間から感じながら読める、2度とない経験をする高校生達の瑞々しさを感じるミステリ
時代は感じるが古さは感じない不朽と呼べる作品なのだな、と思いました