
torajiro
@torajiro
2025年11月2日

読み終わった
audible
大学の頃によく読んでいた仲正先生。旧統一教会の元信者ということでXなどで色々やり合っていたのは知っていたのだけど、Xのタイムラインはもはやなるべく目に入れないようにしているので、詳しい文脈はまったく知らなかった。その仲正先生がこのタイトルの本ということで、そうしたご自身の体験も踏まえて俯瞰して今の社会の状況を論じているのかなと期待していたのですが、残念ながら期待した内容とは程遠かった。旧統一教会問題を中心に関連する話題を扱っているのですが、意見が異なる相手を(相手方も対話的とはとても言えない態度なのはまぁわかりますが)「連中」「◯匹」と投げつけるように呼び捨てる文章が続き、正直読むのが苦しかった。仲正先生が仮想的に置いている相手がこれをまともに読むはずもなく、かと言ってこの語り口や態度の文章では問題と距離を置いている大多数の方にも届きにくいはずで、誰向けに何を伝えたい文章なのかわからなかったのが色々過去の著作から学ばせてもらってきた方だけに悲しかった。


