
きらた
@kirata
2025年4月16日
千年鬼
西條奈加
読み終わった
友達になった少女の心に❲鬼の芽❳を生じさせてしまった小鬼は、少女の魂を救う為、様々な時代に現れる❲鬼の芽❳を集める千年の旅に出る
民話の様な和風ファンタジーの様な作品
西條奈加作品、2冊目
前情報も無いままふらりと買いましたが、本作も好印象
人里離れた山の中で出会った人間の少女
弟を探して小鬼の暮らす山まで来たその少女を手伝う小鬼だったが、弟が行方不明になった真相が明らかになった時、少女に変化が起き──
人としての禁忌を知らない小鬼が無邪気に発した言葉
その後に起きた出来事
小鬼の罪と願い、そして課された、または望んだ行動は彼の命を擦り減らす
様々な負の感情を抱く様になった人達の苦しみや生活は、現代においても考えさせられる内容で、何処と無くザワザワと気持ちが揺らぐ
鬼の芽は、たぶんどこにでも転がっているのだ
この話は小鬼が小鬼と出会った少女·民を助けようとする話だ
だから、集めるべき鬼の芽を集めはするけど、鬼の芽を育ててしまった根本的な原因をどうにかすることはない
そう考えると暗澹たる気持ちになるが、そこは“人”がどうにかしなければならないのだろう
鬼の芽を吐き出した彼等のその後は語られないが、希望とそこに向かう力強さを感じさせている
逆に、力を使った小鬼は話が進むごとに‥‥
千年との長い時を経て小鬼は少女を救えたのか
ガチ泣きするとは思ってなかったなー‥‥