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@y_k
2025年11月3日
ウィトゲンシュタイン入門
永井均
読み終わった
大学の講義で
目の前のリンゴが赤いと思っているが、自分の思っている赤とは違う可能性がある
という例を出されてから、
ウィトゲンシュタインが気になっているのだが・・・難解でいつも説明ができない。
「語りえぬものについては、沈黙しなければならない。」
世界は言葉で写し取れる。
言葉にできないことは、考えることも語ることもできない。「言葉」は、世界を正確に写す道具であり、美しさ、神、善悪などは言葉では説明できない、説明できないなら、語るべきではない。
世界の限界=言葉の限界。
私たちは言葉で描ける世界しか知らない。
という思想から後期は
言葉の意味は、世界を写すものではなく、人の使い方の中で生まれる。(言語ゲーム)
へと変化する。
真理を探すよりも、「人がどんな文脈で言葉を使ってるか」に関心を移したともいえるのか
あなたが感じている“赤”が、私の“赤”と同じかは、確認のしようがない。
この事実に、なぜ私はあの時驚いたのか。
どこまでいっても私と(私と会話している)あなたは分かり合えないということを漠然と感じていたけれども、事実として突きつけられたと感じたからかもしれない。