
ゆう
@bookteacup
2025年11月8日
穢れなき者へ
マイクル・コリータ,
越前敏弥
読み終わった
すごく綺麗なサスペンスだった。
例えるならゴミ溜めの宝石とか、海の中から見上げた水面とか、そういう息苦しい世界で綺麗なものを見つける感じの。
舞台はとある島。主人公は父親殺しの前科を持つ男。彼はある日、沖に船を見つける。動く様子のない船の様子を見に男が乗り込むと、そこには7人の死体が……というはじまり。
第1部は秘密の匂わせが多くて情報開示がなかなかされずもどかしいけど、是非第2部はじめのほうまでは来てほしい。
そこまでがジェットコースターの坂道で、そこからは一気に加速するので。
※暴力、虐待、性的なものに纏わる描写があるので、苦手な方はご注意。
