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@_angelicbe_
2025年3月8日

読み終わった
それはきっとささやかなだけど、これから自分を迎える大きな世界への確かな反抗だった。桜が咲いて散るまでの、これから長く長く生きていくにはあまりにも短く見逃してしまうような、ほんのささやかな世界への抵抗。身体が女になっていくことも、女として見られていくことも不可逆で止められない。そして憶えもないうちに忘れ受け入れてた。それでも確かに私は戸惑った。変だった。怖くもあった。なかったことにはならない、確かに私にあった感情だった。嫌というくらい思い出した。そっかーあれって、抵抗だったんだ。
吉田さんの漫画はいつも奪われてきた者の眼差しがある。それを自分で受け入れられない戸惑いもちゃんとある。人間を描くのが上手すぎる。あーなんか、べしょべしょになってしまった。映画のコピーがあんな1番いいところそのまま取ってるなんて!漫画も、言葉の使い方も、上手すぎる 堪らない台詞が多すぎる。