川上未映子さんの作品読んでみたかったので 移動中に読み切れそうだった短編を…… 頭でいろいろ考えちゃう登場人物はちょっと共感するので結構好きかも。長編でもいいくらいの世界観やった 描写されすぎず想像できる余地があるのと、もうちょっと読みたかったなとなる良い意味の物足りなさは短編の良さかな〜 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 好きだと思っているにもかかわらずマリーにはそういうところがどうしても目についた。恋人のそういうちょっとした部分に心のなかでいちいち評価を下している自分がすごく卑しくて高慢な人間に思えて気が滅入ることもあったけれど、しかし自分に幻滅してみせたところで何も変わらない。 証明できないからって、それが存在しないことにはならない。人が何かを信じるのは、それが証明されているからじゃないもの。想像できるから信じられるの。