
いるかれもん
@reads-dolphin
2025年11月13日
図書館情報学 第二版
上田修一,
倉田敬子
読み終わった
学び!
図書館情報学
5月から読み始めたものの、あまり読む気になれずしばらく放置していた。11月に入り久々に読み進めてみたらスルスルと内容が頭の中に入ってきて読み終えることができた。逆に同時並行で読んでいた小説は頭に入って来なかった。そういう時期だったのかなと思う。
司書を取得してから、より広く、学術的な観点からも図書館情報学について学びたいと思ってこの本も手に取った。翻訳ではない、日本で書かれた、図書館情報学を概説している教科書は私が探した限りあまり多くない。(「図書館情報学概論」というタイトルに騙されて翻訳された分厚い教科書を買って読もうとしたがあまりにも難しくてすぐに挫折した。)「図書館情報学」といいつつ、図書館を念頭に置いているわけではなく、情報とは何か、それを伝える情報メディアとは何か、情報の組織化と探索などの章立てとなっており、図書館について書かれているのは最後の第4章だけ。図書館学ではなくて、情報学としての図書館情報学に触れている感覚が味わえて嬉しかった。読みながら、情報の組織化と探索の話が一番面白いなと感じ、その方面を深めていきたいなとか思った。各章の章末の参考文献も、これから読むべき文献を示してくれているような気がして嬉しい。
日本語で書かれた図書館情報学のスタンダードな入門書といえると思う。この分野に興味がある方は、少しお高いですが手元に一冊置いてといて損はないのでは?



