本の王子さま "方舟" 2025年11月15日

方舟
方舟
夕木春央
狭いとこ暗いとこ苦手なので読んでてずっと息苦しかった 早くここから脱出するぞ!という気持ちで読み進めました 文章はサラサラ読めて、とても読みやすかった 衝撃の展開とは聞いていたので色々予想しながら読んでいたけど自分の想像とは違うどんでん返しだった 後味悪いラストには違いないけど、こいつには勝てない感凄い ノアでさえ神の啓示があって方舟の準備を始めるのに、"地震があったから"すぐこの行動とる犯人はサイコパスか死線帰りのプロ傭兵レベル なのに犯人の人生背景が見えないので底知れない人物に映って、底知れない恐怖が残る 水位が上がるまでの間、殺人が起こるまでの間、エピローグの最後の文からその終わりまでの間、そして底の見えない犯人のイメージ 空白部分がゾッとする話だったと感じた
本の王子さま
@hoshino_12
これの後に読んだのが『魍魎の匣』だったんだけど、そこで殺人の動機についての話が出たんだけど要約すると「動機というのは明確にはなくて(強いて言うなら非日常から日常に戻るための理由付けや世間が納得する為のもの)"可能な瞬間"が訪れたから起こすという通り者だ」とのこと 真っ先に犯人を思い出したよね
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