
図書館マン
@tosyokan-man
2025年11月20日
改訂版 社会的ひきこもり
斎藤環
読み終わった
図書館本
自分がひきこもりなので読みました。
著名な斎藤環さんの本はいつか読んでみたいとは思っていたけれど、これが初になるとは思っていなかったなぁ。
ひきこもり状態を説明するための“ひきこもりシステム”は画期的。
当事者の一人としては納得できる点が多いし、このシステムを見れば「なぜああなっているのか」が当事者以外にも伝わりそう。
ひきこもっていて何に一番悩むかって、周囲に対する説得なんですよね。
病的ひきこもりであれば、病名や医師が説明を肩代わりしてくれる部分があるけれど。
社会的ひきこもりにはそれがない。
説明する理由も、体力も、気力もないのに、問い詰められると、余計にそれが刺激となり殻をより閉じてしまう。
未成熟がゆえに起こる現象とあり。
そうなのか?と疑わしく見る気持ちと、まあそうかもしれないなと思う気持ちが両立中。
ひきこもりはどうするべきなのか?の疑問に対し、斎藤環さんは病院や支援機関に頼るのを勧めていた。ちょっと救われる。
病院行っていいんだ。
頼っていいんだと思えたというか。
ひきこもりって自分でお金稼いでないから、お店に行っても無駄に劣等感募るだけだし、病院にも同じことが言えるんですよね……。
うーん難しい!
