新詳高等地図 "アルジャーノンに花束を新版" 1900年1月1日

アルジャーノンに花束を新版
アルジャーノンに花束を新版
ダニエル・キイス,
小尾芙佐
盲目と晴眼を繰り返す心地。 わからないからこそ、わかろうとするし、わかるからこそ、わからなくなる。 鏡の前では、人は上手に喋れない。 自分が視えてくると、その分周りはぼやけていく。 賢くなることは、そういう鏡を増やしていくことなのかなと思った。 世界に対して純粋で鈍感な主人公の視野は、全てが他者と世界で満ちていたのだろう。 スマートフォンの電源を消すと、反射して自分が視える。 でも目を閉じれば、世界が見えてくる。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved