Tatsuki
@12730522
三宅さんは批評家で批評の時代に生まれたので今の考察文化が謎だというスタンスから入る。
今の時代の萌と推し、ヒットコンテンツ、YouTubeでの感想と考察動画、陰謀論や自己啓発とひろゆきの配信(上に行くのではなく、マイナスをゼロにする知らないものを気づくことが大切)の違いなどを取上げて、考察が若者が報われるものだとしている。エヴァは批評、ONEPIECEは考察。(自分も過去の作品は正解が新たに出ないからリアルタイム作品の考察が好き)このあたりの事例紹介のセクションでは、書き方はバランスを取っているけど、少しネガティブな現在の事例なども取り上げているため三宅さんのスタンスが分からなかった。考察文化を否定したい批評派なのか。
しかし、最終章でその謎が解ける。批評が良いものとしてながらも考察に共感していた。考察することに共感した上で、批評は正解がないので素晴らしいと、批評もしてみないかと提案したものだった。なぜ働くと本が読めないかの精神性の部分を書いた本のように思えた。