
欠片
@kakera_0404
2025年11月27日

ペンギンの台所
小川糸
読み終わった
借りた
借りた本
友達に借りた
お友達から借りた本②
大好きな小川糸さんのエッセイ。
実は、小川糸さんのエッセイは読むのは初めてです。
たくさんあってどれから読むのが良いかわからなかったので、お友達から借りられてラッキーでした!
小川さんの持つ、ゆったりとして独特な感性、物事の味わい方が思う存分堪能できるエッセイでした。エッセイの内容としては物珍しいことはあまりないけれど、等身大の小川糸さんの生活を感じられるとともに、何も起こらない日常生活をこんなにも有り難いものとして受け取ることができる小川さんがすごいなぁと。
ここには、自分だったら見過ごしてしまいそうな日常がたくさんありました。
作家さんは、繊細に色々受け取られる方が多いのだろうなと思っていたけれど、本当に敏感に物事をキャッチする力があるんだなぁと実感。
特に、感謝の気持ちがたくさん綴られているのが印象的でした。
自然派というか、あるがままの暮らしをされている印象が強い小川さんだからこそ、こんなふうにすべての生きとし生けるものへ感謝や愛情をもって見つめることができるのかなぁと。
自分は本当に欲張りで、ついつい味わうことを忘れて、たくさんのものを消費したい欲に駆られてしまいます。小川糸さんのように、一つひとつの物事が当たり前ではなく、ありがたい事なんだなぁと実感しながら、心穏やかに過ごせるようになりたいなぁと思います。
