
りなっこ
@rinakko
2025年12月3日
いつかどこかにあった場所
サラ・ピンスカー,
市田泉
読み終わった
素晴らしい短編集だった。やはりサラ・ピンスカーいいなぁ。失われた時代の空気が確かにあったこと、不当な力に抗い守ろうとする其々の居場所、記憶にしまわれた愛おしい時間や場所のこと。
この先あり得そうでぞっとした「ケアリング・シーズンズからの脱走」は、ゾラの反骨心と気概に惚れ惚れした。「オークの心臓集まるところ」は、ピンスカーの歌を聴いて不穏さが増し、民謡の歌詞を研究サイトで検証する展開が凄く面白かった(ラストの余韻、想像の余地があって好き)。
とりわけお気に入りの「科学的事実!」は、ガールスカウトの少女たちの夏のお話。留められない時間へ手を伸ばしたい気持ちが溢れる。





