
さえ
@sae202508
1900年1月1日

ドロレス・クレイボーン
スティーヴン・キング,
Stephen King,
矢野浩三郎
読み終わった
ライ麦畑でつかまえてを読んでて思い出した。前に読んだこの本を。
ドロレスというババアがずっとメイドとして仕えていたババアが急死した。ずっと仲の悪い主従だったもんでお前が殺したんじゃないのか?と取調室で取り調べを受ける。
そこでドロレスはまぁ聴きなさいよ坊や(警察官)あたしゃアンタがオムツだけでそこら走り回ってる頃から知ってんのよ。嘘なんか吐かないからしっかり聴きな。とまぁこうぶつ訳だ。
ドロレス婆さんが若い頃から話は始まって、お互い若かった頃に街に避暑に来る都会の金持ちの家のハウスメイドをし、お互いに色々ある中で過ぎた時間を語る。
果たしてドロレスは奥様を殺したのか、その時何があったのか。お互い文句ばっか言いながら何十年も共に過ごす事になったババア達の無言の協定。
それをまぁ口の悪いドロレス婆さんのウィットに富んだ1人語りで話が流れていく。
同じ1人語りでも、私はこのドロレスの語り口、とんでもない半生、明かされる真実、と怒涛の畳み掛けにすっかり巻き込まれてしまった。
これはもう、ホントに参っちゃうんだ、ホントだよ。
と、ライ麦のホールデン口調でご紹介。
やっぱりホラーやミステリー好きな私には1人口調で語られるならこういう話の方が好きです。
実際、涙なしには語れない話をあの口の悪さで語られると思わず吹き出してしまう。泣き笑いで読んでました。
この話はホラーではないです。サスペンスかな。人間ドラマ、スティーブン・キングらしい話ではあります。
同じ女だからか、とても心に残っている。後味強すぎる本です。
ちなみにこの話は対になる話があって、ジェラルドのゲームと言う本です。しかし、ちょっと不思議なリンクがあると言うだけで、だからどうという事が無いのでどちらかしか読まなくても特に関係ないです。