読書日和 "アラフィフひとり おためし山..." 2025年12月10日

読書日和
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@miou-books
2025年12月10日
アラフィフひとり おためし山暮らし
「50歳になったら、1年くらい山小屋で働いてみたい」 そんなふうに、ここ数年ずっと山の暮らしに憧れながらも、金銭面や将来のことを考えると、どうしても“会社員を続けたほうがいいのでは?”という現実的な声が頭をよぎる。 いやいや、人生は一度きりなのだからやりたいことをやればいい――そんな自己対話をぐるぐると繰り返す中で書店で出会ったのがこの本だった。 表紙の帯には好きな作家さん二人のコメント。 これは買うしかない、と即購入。 本書は、アラフィフ&おひとりさまの著者が、蓼科で半年間の“賃貸別荘暮らし”を楽しんだ記録。 別荘を購入するのはハードルが高くても、賃貸で試すという方法があったのか……と目からウロコだった。 山小屋で1年働くより、もしかすると現実的でハードルが低いかもしれない。 当時の家賃や光熱費が今そのまま当てはまるわけではないが、それでも具体的なイメージが湧いてくるのがありがたい。 各章では別荘地で出会った人々とのやり取りが綴られる。 そこに暮らす人たちは皆豊かで、温かく、著者がその輪に自然と受け入れられて楽しそうに過ごしている様子が読んでいてとても心地よい。 “孤独”を心配していたのに、むしろ人に支えられ、人とつながる暮らしがここにはあった。 憧れを憧れのまま終わらせず、まず“おためし”してみる。 その柔軟さに背中を押されるような一冊だった。 何かを得るには、何かを手放す勇気が必要だよね、と自分へ問いかけ中。
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