
Sanae
@sanaemizushima
2025年12月11日

白い蝶
ニャット・リン,
川口健一
読み終わった
大同生命国際文化基金、本屋に出回るのではなく、主に図書館などに寄贈する形で広く読まれるよう出版されている、アジアの現代文芸シリーズ。そのような広まり方なので、本にはISBNがなく、ちょっと特殊な本。
アジア文学好きにはとてもありがたいシリーズではある!
ベトナムのカイ・フンについての本を読み、自力文団という文学グループを知り、気になっているベトナム作家。
実際に読んでみて、めちゃくちゃロマン主義を感じた。自由恋愛、封建的社会などの問題を提起する。日本もアジア。欧州のロマン主義文学よりも共感できるところが多い気がする。言い方を変えれば、日本の明治大正時代に生きた文豪のロマン主義に近いとも言えるのかな。
文学ベトナム近代文学の礎を築いたと言われるニャット・リン。言論の自由が保障されていない中、知識人である文学者も危険視され、彼と仲の良かったカイ・フンも政治的な理由で殺され、彼も命を狙われる中、自死を選んだ。
ペンの影響力は世界共通。そして今でもこの作家はベトナムで読み継がれている。






