たなぱんだ "池上彰の経済学入門" 2025年2月7日

池上彰の経済学入門
「これぞ、ちくまプリマー新書」と言いたくなるくらい、平易でわかりやすい経済の入門書。中高生や、普段あまり読書をしない大人でも無理なく読み通せるレベルに仕上がっている。 池上さんの情報の咀嚼の仕方は相変わらず秀逸で、経済学を専門にしている人間としても、分かりやすい説明振りは勉強になる。 高校の政治・経済の授業で学ぶ大筋の内容は、この一冊で理解できると思う。「経済ってそもそも何?」というレベルの人が最初に手に取る本としては最適。ただし、細かい部分はかなりデフォルメされているので、より深く学びたくなったら、次にもう少し専門的な本を読めばいいと思う。 唯一残念だったのは、巻末の読書案内のレベル。「初級編」は良いとして、それ以外はこの本の読者層にとって難しすぎるものが多い。『経済学を味わう 』(大学1年生の教養講義レベル)あたりを入れておけば、もう少しスムーズにステップアップできたんじゃないかなと思った。
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