
北前
@Gego1224
2024年8月24日
ドグラ・マグラ
夢野久作
読み終わった
夢野久作には長編は向いてないと誰かが言っていたが、とんでもない!!長短限らず良さを出せるのが夢野久作である。本作は精神病棟に入院する主人公が目覚めると記憶喪失の状態のまま、物語は始まる。そこらかしこに彼の記憶の欠片が落ちているのに、肝心の自分はサッパリ思い出せない。あらゆる陰謀と策略が精神病に錯乱させられているような作品である。夢野久作は本当に素晴らしい作家だ。彼は精神病をより身近にそしてリアルに描き出し、そして読者を読んでも理解できない闇へと突き落とす。そしてそれに明確な答えは与えてくれない。後は勝手にしろ、と言わんばかりのそれが酷く興奮する。