
北前
@Gego1224
日本近代文学を中心に、古典作品を読むことを趣味としています。また記録の為に、昔読んだ本を思い出す度に投稿しています。
- 2025年12月23日
夜行巡査泉鏡花読み終わった外科室とは一転して異なり、愛に溺れることなく自分の責務を全うしようという愚直な男の話。彼の心情を描くことなく、彼と関わった者のエピソードで展開していくストーリーは彼の心情を全く描くことなく彼の為人を映し出している。そして彼の心情を描かないことで彼の堅物さをより一層表現しているように思えた。良い短編小説だった。 - 2025年12月21日
- 2025年12月20日
サロメオスカー・ワイルド,平野啓一郎読み終わったあらすじを知っていた程度だった為、原作を読んで見ようと思い立った。戯曲特有の話の急展開さに、終始ずっこけそうになった。私は地の文多めの作品が好きなので本作は好みとまではいかない。 しかしサロメには少なからず魅力を感じる部分がある。サロメはその生まれ故に抱えていた愚かなまでの所有欲(恐らくもっと他に良い言葉があるだろう)があり、ヨカナーンの首を手に入れたことで一見ソレは満たされたように思われる。しかしその満たしは見てくれだけで、結局死という永遠の拒絶のために所有欲は乾いたままであるのに、気付かないふりをしてキスをするのが、酷く滑稽で、良かったと思う。 - 2025年12月19日
春の心臓イエイツウィリアム・バトラー読み終わった芥川の翻訳した作品。寓話的で何処かフワフワした話。アイルランドという神と妖精信仰が交わる土地特有の世界観と芥川の端麗な文章が合致していて不可思議さを引き立てている。 - 2025年12月18日
外科室泉鏡花読み終わった高1の時に挫折した外科室を今改めて読んだ。知らない言葉が多くて逐一調べる羽目になったが、結論から言って、非常に良かった。 まず文体がこれは文語体と口語体を使い分けているのか?地の文に読み辛さは折しも感じてはいたが、これはただの私の知識不足故に起こることであり、ゆっくりと読めば造作もない。この堅苦しさがむしろ愛おしかった。 そして貴船夫人と高峰の掛け合いと来たら!!この一言二言でこんなにも彼らの情愛が伝わることがありましょうか!!そして彼らのやり取りを最期まで描ききらず、あくまで仄めかすような2人の行く末の書き方は非常に置いてかれた気持ちになり、興奮した。私は勘がいいんだか悪いんだかといった感じではあるが、夫人が秘密があると言った時点で、密通だと悟った。そして手術室での2人の掛け合いにより、2人の愚かな恋模様を酷く耽美に感じた。 美女に人生を狂わされる、酷く前時代的で性差別的だ。しかし、これを太宰の短編「嘘」で描かれる女の嘘は怖いという話に感じた時のように気持ち悪さを感じないのは、彼等の感情を排除して、読者に寄り添うことなく、永遠を得たからである。 興奮をそのまま文字に起こした為に長くなったが、泉鏡花は素晴らしい作家だと感動した。 - 2025年12月18日
ロビンソン・クルーソーデフォー,唐戸信嘉読み終わった300年も前の作品であるために、記述の冗長さと繰り返しの多さには辟易としたものの、当時の世界観や常識、生活を理解できるような作品であったと思う。近世史に興味を持てるような作品。 - 2025年12月13日
オペラ座の怪人ガストン・ルルー,平岡敦読み終わった・純粋にファントムがキモかった ・そこまで好きなんだったらキスだけで満足するな! ・ペルシャ人とラウールが責め苦の部屋に閉じ込められて意識の朦朧とする中何とか出口を探そうとする所の描写が上手くて、感動した ・世界観は良いが、ストーリーの結末に納得はいかないかも - 2025年12月12日
- 2025年12月12日
夢遊病者の死江戸川乱歩読み終わった何となく先は読めていたというか、夢遊病はミスリードでしかなくて主人公は恐らく父親を殺してないんだろう、とは最初の段階から思っていた。しかし、その話の持っていき方、そして読了後も多少の謎の残る作り方が良かった。 - 2025年12月12日
禁酒の心太宰治読み終わった - 2025年12月12日
- 2025年10月7日
変な絵雨穴読み終わった - 2025年7月28日
- 2025年7月28日
- 2024年8月24日
あやかしの鼓夢野久作読み終わった - 2024年8月24日
ドグラ・マグラ夢野久作読み終わった夢野久作には長編は向いてないと誰かが言っていたが、とんでもない!!長短限らず良さを出せるのが夢野久作である。本作は精神病棟に入院する主人公が目覚めると記憶喪失の状態のまま、物語は始まる。そこらかしこに彼の記憶の欠片が落ちているのに、肝心の自分はサッパリ思い出せない。あらゆる陰謀と策略が精神病に錯乱させられているような作品である。夢野久作は本当に素晴らしい作家だ。彼は精神病をより身近にそしてリアルに描き出し、そして読者を読んでも理解できない闇へと突き落とす。そしてそれに明確な答えは与えてくれない。後は勝手にしろ、と言わんばかりのそれが酷く興奮する。 - 2023年7月24日
変身フランツ・カフカ読み終わった - 2021年9月17日
セロ弾きのゴーシュ宮沢賢治読み終わった - 2021年7月23日
銀河鉄道の夜宮沢賢治読み終わった - 2021年7月23日
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