にょろぞう "葬儀の民俗学---古代人の霊..." 2025年12月18日

葬儀の民俗学---古代人の霊魂信仰
この方の著作五冊目ともなり、他の本で語られている項目もちらほらあった。時系列的にはこちらが先ではあるが。 冒頭の章でイチ、ニ、サンは本来渡来したもので古来の呼び方はひとつ、ふたつ、みっつだった、そして古来の呼び方には対関係と類似性がある、とされたのは驚きがあった。 あとはやはり『イチ』という職業のことが強く印象に残る。既に現存しない職業であるが地名、名の近い職業、そして歴史の教科書にも載る人物の存在によってその実態が浮き彫りになっていく様子は、探偵小説でミッシングリンクがつながっていく時と同じ感覚を覚えた。
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