
にょろぞう
@3mmer_4L356
書庫を求めて三千里
- 2025年12月21日
甘粕大尉 増補改訂版角田房子気になる - 2025年12月19日
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)伊藤計劃借りてきた読み終わったすごかった。 SFと意気込んで読んだが、それはむしろ副菜的で、主菜は現代社会にも通底する柔らかい精神の話だったように思う。けれどもその精神が出来上がったのは紛れもなくハイテクノロジーの世界故で……といった塩梅。高度なテクノロジーとどこか文学的な内向的思考のアンバランスさが、硝子の刃みたいな不気味な温かさに感じられた。 主人公はこの本の象徴だったように思った。本人は暗殺部隊で指揮を担えるほどの実力者であるが、作戦前には同僚と神の所在について話すし罪の置きどころについてさ迷う。冒頭を読んだ際、綴られる語彙がどれもあどけないと感じたのだが、それすらも主人公を伝えるための策だったのは脱帽だった。 最後に関しては色々な意見があると聞いたが、個人的には好きだった。作中で親和と相反を繰り返していた二人の対比は美しかったと思った。 本当に壮絶と言えるレベルのすごさだった。 - 2025年12月18日
- 2025年12月18日
- 2025年12月18日
ファラオの密室白川尚史気になる - 2025年12月16日
ブーズたち鳥たちわたしたち江國香織気になる - 2025年12月14日
横浜駅SF(1)柞刈湯葉,田中達之借りてきた読み終わった人生初東京へ向かう電車の広告で知った本。 自動改札、エスカレーター、連絡通路、どれも知っている単語のはずなのに作中での挙動が知らないものすぎて脳が何回かバグを起こしていた。 ある日突然少しだけ世界線のズレた世界に放り出された人の感覚を少し体験できた気がする。 話の方は簡潔な文章でサクサクと澱みなく進んでいった。個人的には、どこか撓んだ狭い世界で生き続けてきた主人公がエキナカを知り、広がった世界で導き出した答えをもう少し見届けたかったなと思った。 主人公がエキナカで自我を萌した瞬間終わった印象だった。 日本を横浜駅で覆うゲームが出たらかなりやってみたい。 - 2025年12月9日
演出をさがして 映画の勉強会三宅唱,三浦哲哉,濱口竜介気になる - 2025年12月6日
ミステリで知る全米50州渡辺博史気になる - 2025年12月6日
黒い海 船は突然、深海へ消えた伊澤理江気になる - 2025年12月6日
黒い海の記憶山形孝夫気になる - 2025年12月5日
- 2025年12月5日
死神の精度 (文春文庫)伊坂幸太郎気になる - 2025年12月5日
- 2025年12月3日
砂漠の修道院山形孝夫借りてきた読み終わったエジプトの砂漠の中に建つ修道院に来訪し続けた著者の取材記。全体的に渇いた静謐さが漂い、それが宗教と人心という題材ながらもさっぱりとした客観性を与えていたように思う。 登場する人たちはその大半が社会との繋がりを絶って修道院を訪れた人たちで、その事実の重みは今の日本に生きる私の想像を超えるものだった。 また、修道院や寺を建てる時に選ばれる場所は、その教えが伝来する前からすでに霊験あらたかな場所だという話は目から鱗だった。 一人の日本人が砂漠の中の修道院にてかつて本の中で知った人間と出会った時、それはもう運命と思わざるを得ないだろうなと思う。 余談ではあるが、かつて買ったパピルスでできた栞を挟みながら読み進めていくのは本当に心が躍った。 - 2025年12月3日
死の神話学二宮文子,内海敦子,大木舞,山本孟,岩崎賢,岩嵜大悟,斧原孝守,木村武史,松村一男,植朗子,田澤恵子,石川巌,窪田幸子,黒田賢治借りてきた読み終わった情報量がすごかった。死というテーマで世界各国の神話(一部宗教的説話)を紹介、論じていく本。元々多少知識のあった神話はある程度入ってきたが、存在から初めましてのところは何度か読み返した。 ただ少しずつ各神話の知識が積み重なっていくと神話の類似性、その中での相違などが見えてきて面白かった。 せっかく延長したのでもう少し読み直して知識として引き出せるところに置いておきたい。 - 2025年11月30日
人喰いカール・ホフマン気になる - 2025年11月20日
- 2025年11月20日
私のアルバイト放浪記鶴崎いづみ気になる - 2025年11月19日
十二番目の天使オグ・マンディーノ,Og Mandino,坂本貢一気になる
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