
ジクロロ
@jirowcrew
2025年12月20日
経験論と主体性
ジル・ドゥルーズ,
木田元,
財津理
ちょっと開いた
「しかも、主体は期待するだけでなく、自己自身を保存しもする。
……
要するに、わたしたちは、信じそして考察することによって、所与そのものをひとつの《自然》[人間的自然]に仕立てあげるのである。
……
しかも、それらの機能は、所与が依存していながらもわたしたちは認識していないもろもろの隠れた力と合致している。《自然》そのものに対する志向的合目的性のそうした合致を、わたしたちは合目的性と呼ぶのである。そうした合致は思考されたもの以外ではありえない。それはおそらく、もっとも貧困でもっとも空虚な思考である。」
「信じそして考察すること」
信じること、それ自体がひとつの志向性である
ということ、そうして仕立て上げられた
「人間的自然」、その合目的性に寄与する思考、
その機械的追従性(よく言えば可塑性)、それを
「おそらく、もっとも貧困でもっとも空虚な思考である」
と言い切ってしまうところに、著者の現代的な視点を感じる。