
たにこ
@chico75_11427
2025年12月21日
断片的回顧録
燃え殻,
草野庸子
読み終わった
タイトル通り、その日の出来事やや回顧録を断片的に描かれている。ただ日付は飛び飛びで。そのためかサクッと読めた。
「微調整で乗り切るしかない」
本当にその通りで、自分にピッタリ合うものなんて人生で数回あるかないか。何事も「嫌じゃない」くらいから始めて微調整していけば、いつかピッタリ合うかもしれない。


たにこ
@chico75_11427
断片的回顧録 マークしたところ
四月二十二日
スーパーマーケットの前のガードレールに繋がれていた柴犬に二度見された。エサっぽかっただろうか。
四月二十七日
グズグズしていたあの頃のままだったら、いま一体どうしていただろうとたまに怖くなる。でもまあ、それはそれでヘラヘラとやり過ごしていたのかもしれない。知らなければ知らないで生きていける気がする。
七月四日
生きづらいのはもはや個性だと思おう。
七月二十八日
うまくいかなかった経験よ、血肉となれ、もしくはなかったことになれ。
九月十一日
つくづく思う。「わからない」と認め合ってから、人と人とは始めるべきだ。
十月二十一日
人と比べても救われないので、過去の自分の比較する。「まあ、それでしかなかったよな」と自分を慰める。ときどき立ち止まって自分を正当化することにしている。前に自分が住んでいたアパートや、働いていた事務所の近くまで行ってみる。あの頃の自分を思い出したいのかもしれない。慰めたいのかもしれない。