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たにこ
たにこ
@chico75_11427
元々図書館通い、本ばっかり買ってたりしてた学生時代。社会人になってから小説や本から離れて暮らしていたので、鬱になって休職中の今、過去に自分が大好きだった読書を楽しんで、自分のために生きていきたいと実感してる日々です。 良いなと思った言葉を残したり、拙い感想を書いたりします。
  • 2025年12月24日
    読まずに死ねない世界の名詩50編
    読まずに死ねない世界の名詩50編
    海外の詩を読む機会がなかったので。 日本は奥ゆかしさだったり比喩暗喩表現が使われることが多い気がするけど、海外は結構はっきりと思いを言葉にしている気がする。 日本の詩との違いが面白かった。
  • 2025年12月23日
    母という呪縛 娘という牢獄
    ここまで母親が教育に縛られていたのはなんだったのだろう。 医学部合格に固執するあまり狂っていく母親、何度も逃げることを試みたが探偵などあらゆる手段で戻され、叱責され、逃げることより如何に怒らせないかへと心が死んでいく娘。 タイトルが全てを表している。 読んでいて娘側に感情移入してしまい、読んでいて辛くなってしまった。 殺人犯の娘に会いに、往復4時間かけて15分の面会に来てくれる父親。 実の娘の死を悼みながら、殺人犯になってしまった孫の限界を望む嘆願書を裁判所に提出した祖母、 1時間誠実に判決文を読み上げ、「お母さんに敷かれたレールを歩み続けていましたが、これからは自分の人生を歩んでください」と声をかけた裁判長。 殺人犯でも支えてくれる人がいる、誠実になりたいと罪を認めることができ、本当の意味で償おうと動いたこと。罪を見つめ直すことはすごく辛いことだと思うが、周りに支えられながら頑張ってほしい。 相手の褒め言葉に疑いながら30年以上生きてきた娘にとって、初めて褒められることを素直に受け入れて良いんだと感じた、と書かれていた場面に涙。 事件が起きてしまった今では、こうなる前に何かできたのではないか。たらればはいくらでも言える。 願わくば、出所後に信頼できる方と新しい未来を歩んでいけることを。 被害者の方のご冥福をお祈りします。
  • 2025年12月21日
    断片的回顧録
    断片的回顧録
    タイトル通り、その日の出来事やや回顧録を断片的に描かれている。ただ日付は飛び飛びで。そのためかサクッと読めた。 「微調整で乗り切るしかない」 本当にその通りで、自分にピッタリ合うものなんて人生で数回あるかないか。何事も「嫌じゃない」くらいから始めて微調整していけば、いつかピッタリ合うかもしれない。
  • 2025年12月21日
    そして生活はつづく
  • 2025年12月21日
    ママは何でも知っている
    ママは何でも知っている
  • 2025年12月19日
    教養悪口本
  • 2025年12月18日
    目立った傷や汚れなし
    フリマアプリで不用品を売っていた主人公が、徐々にせどりに手を出し始め、せどりグループに誘われて…という話。 フリマアプリを始めたきっかけが、夫の適応障害で収入が減ることへの不安からだったが、徐々に自分で仕入れて売ることに重きを置き始める。 ある意味現実逃避というか、自分が選んだ商品が売れることに自己肯定感を高めているような印象を受けた。 不用品はゴミだからフリマアプリで売るなんてゴミ漁りしているようで…と夫は主人公に言う。夫との価値観が合わず、夫自身が自分の病気に対して治す気もなく、自分(主人公)ばかりが頑張ってる…という考えに陥ってどんどんせどりサークルの方に気持ちが傾いていくのがなんかリアルで少し怖くなった。主人公のモヤモヤ感じた部分に共感できてしまったから。 かなり目立った表紙でどんな話なんだ?せどりを続けていって大きな事件に巻き込まれるのか?と思って読み始めたけど、感情の揺れや人間関係など、むしろ内面重視に描かれていたので、表紙の派手さは主人公の心情を表しているのかなと思った。 前作##NAME##と同様読みやすかったです。
  • 2025年12月18日
    引き出しに夕方をしまっておいた
    引き出しに夕方をしまっておいた
    著者の20年分の想いが詰め込まれた、生死や苦痛、少し仄暗さを感じながらも、生きる力や回復していく姿が自由詩の中に織り込まれている。 一つ一つの言葉を自分の中に落とし込むには何度も読み返す必要がありそう。著者の世界観に入り込むために他の作品も読んでみたい。 後書に訳者二名の対談があり、その部分は韓国文学を知る上でかなり勉強になる話が載っていたので参考にしたい。 タイトルがとても素敵です。
  • 2025年12月17日
  • 2025年12月17日
    ひとまず上出来
    ひとまず上出来
    背中を押してくれるエッセイ集だった。一個人の中年女性として感じている物事をクスッと笑えるような文章も交えつつ、一つ一つの言葉に著者の個人としての強さ、あたたかさが含まれていて、読んでいて心地よかった。タイトルの「ひとまず上出来」も肩の力を抜いてごらん、と言ってくれているみたいで。中には女性ならではの不遇や、理不尽な場面に負けない力強い文章もあり。かっこいい。 『「怒ってる?」って聞かないで』では、失望や悲しみなどの感情を「怒り」として決めつけてかかることに対してのモヤモヤを書かれていた。私は自分のしたことに対して相手が不快になっていないか不安になって「怒ってる?」と聞いてしまうことがある。状況は違うけど、私が尋ねることで相手がどう思うか、考えてから発言すべきだなと内省。そして切り替えていこう。きっかけをくれてありがとうございますの気持ち。
  • 2025年12月15日
  • 2025年12月14日
    私にふさわしいホテル
  • 2025年12月14日
  • 2025年12月14日
    殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス
    最初はイモートア、ギボア、ムコス、等のネーミングセンスに笑いながら、ちゃんとイマジナリーセリヌンティウス(イマジンティウス)と共に事件を解決していく様はまるで名探偵のよう…と関心。割と脳筋だけど。 これ間に合うんか?というくらい事件に巻き込まれつつ、間に合った先で本当にどんでん返しをくらい、読み応えバッチリでした。面白かった! 途中史実、原作「走れメロス」も織り込みながら、当時のリアルも学べる部分があったので勉強にもなりました。
  • 2025年12月13日
    死んでしまう系のぼくらに
    私達は言葉の為に、生きているわけではない。意味の為に生きているわけではなくて、どれも私達の為に存在しているものなんだ。(あとがきより) 死と愛と孤独と希望とetc…をごちゃ混ぜにして最果さんの言葉にのせて紡がれている感覚がする。嫌いだけど好き、孤独を感じるけど愛されてる、矛盾してるようでしてないような、そんな複雑な感情を詩として表現されている。 人の感情は千差万別で複雑で、誰1人全く同じ感情なんてない。それが良いのかもしれない。
  • 2025年12月13日
    ##NAME##
    ##NAME##
    ジュニアアイドル当事者目線から、ジュニアアイドル時代と現在(大学生)を描かれた作品。 自分の本音と親の思想との対立、「児童」を悪用する悪い大人たち、そして過去の事実によって名前に苦しまれる主人公。 自分も夢小説を読んでいた時期がある人間なので、##NAME##で別の人間になる=現実から逃避する気持ちを利用してた時があったなと。主人公より重い過去はないけれど。少なくともそれで救われていた時はあった。 結末はスッキリして、今後の主人公に幸あれ!と思う終わり方でした。読みやすかった。児ポ良くない。
  • 2025年12月13日
    英米文学のわからない言葉
  • 2025年12月12日
    胃が合うふたり
    胃が合うふたり
    イラストとタイトルに惹かれて読了。 食エッセイかと思いきや、対人関係やストレスへの対処、自分のしたいことなど赤裸々に書かれていてすらすらと読めた。 性格は似てないけど胃が合うってのは、その人の根っこにある価値観が重なってる部分が多いからかのかな〜と個人的に思った。 近づきすぎず、相手に気遣わせず、会いたい時に会う。そんな関係は大人になった今、構築するのは難しい。そういう人と出会えたらいいな。そう思うエッセイでした。 出てくるご飯はめちゃくちゃ美味しそうだけど、地方住みなので行くハードルが高いのが心残り😭
  • 2025年12月10日
    差別はたいてい悪意のない人がする
  • 2025年12月10日
    退屈をあげる
    退屈をあげる
    野良猫から家猫になって虹の橋を渡るまでを猫目線で描かれた詩。 私は知りたかった。猫が幸せかどうかを。あの日、猫と目が合ったあの瞬間から私も猫もすべてが一変し、私は猫との暮らしを手に入れて、猫は雨風をしのげ、食うに困らない毎日を手に入れた。でも本当は外の世界にいたかったのではないか。もしあのまま死んでしまったとしても。 でもいくら考えてみたところでそれは絶対にわからない。猫がわが家にやって来るまでの間、どうやって生きてきたのかがわからないのと同じように。それはまるで開けたくても開けられない甘い香りの漂う菓子箱のようだなと思う。私はその箱を後生大事に抱えて、時には猫の匂いづけのように頬ずりをしながら生きていく。(あとがきより) きっとこの猫は幸せだっだと思う。他人事に聞こえるかもしれないけれど、幸せじゃなければ、生きるので精一杯であれば、自分以外が苦しんでいたとしても、二つの手のそばに寄り添ったりしないと思うから。
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