おんぷ "蟹工船/不在地主" 2025年12月23日

おんぷ
おんぷ
@onpu0609
2025年12月23日
蟹工船/不在地主
もっと古い版だったので「党生活者」は読めてないけどひとまず「蟹工船」の感想 最初に読んだプロレタリア文学が徳永直の『太陽のない街』で終始とても重苦しく最後「団旗を守れー!」と駆けていくシーンがあったがそれも解説で「話自体は実際の印刷会社のストライキを元にしているがこのシーンは作者の創作で実際はもっとあっけない終わりだった」といった旨が書かれていたのが衝撃でプロレタリア文学は労働者の重苦しい現実を書くものであるという認識になり遠ざかっていた。 しかしいざ「蟹工船」を読むとその認識は覆された。 確かにストーリー自体は蟹工船で劣悪な状態で働かされる船員の物語だが、途中途中でコミカルなシーンも挟まっておりとても読みやすかった。(コミカルなシーンでいうと難破して漂流した先のロシア人に助けられた労働者たちが片言の日本語で社会主義の良さを教えられるシーンがとても好きである) こちらもまた当初はストライキに失敗するが、「そして、彼等は、立ち上った。___もう一度!」という言葉の通り、労働者達の「サボ」は成功したことに希望を感じた。 それと共に労働者達が「サボ」を行ったことにより漁獲量が減ったことの責任を取らされあっけなく首を切られた監督をみて、監督もまた会社から見れば一労働者に過ぎなかったという描写が印象深く感じた。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved