わぎゃし
@umetendon
2024年7月18日
死んでから俺にはいろんなことがあった
リカルド・アドルフォ,
木下眞穂
読み終わった
めちゃ面白かった!!
ポルトガルから無計画にもイギリスに渡った夫婦と息子のたった1日を濃密に描く。
章を追うごとに窮地に自分を追い込む男にハラハラ、ドキドキし、一緒に絶望した。
この「困った移民」側に立った書き方は新しくて構成も見事。
なんで英語も話せずに、仕事も見つけずに移民なんかするんだ。
無計画で無謀な男にずっとイライラするけど、「迷惑な移民」として今まで私が一括りにしてきた人たちに実態を与えてもらった。
彼らも懸命に生きる一個人であるという事実を受け止める。
カルラが警察に無視され続ける場面と、私自身を取り戻したい、私を見て、私の意見を聞いて欲しいと絶望する姿に胸を打たれた。
ひょろもフランスにいた時、1人では水一本買えない、バスにも乗れないことに無力感と情けなさを感じてたの思い出した。



