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わぎゃし
@umetendon
  • 2025年12月20日
    秘儀(上)
    秘儀(上)
    南米文学ってまだ『百年の孤独』しか読んだことなかったけど、他の国とは空気感が違う〜面白い〜!! 百年の孤独もだったけど、一族の長〜い歴史をさらさらっと書き記せるとこすごいなぁ。平気で同じページの中で3世代くらい遡って軽やかに書き記せるのに驚く。 ファンタジーとリアルの境目が曖昧な感じも既視感あるし、とんでもない不幸がゴロゴロ道端に転がってて、それをただただ言われた通り信じるしかないという、、、 心も体もボロボロにしながら何とか息子を教団の魔の手から守り抜こうとするフアンの想いはとても崇高なのに、息子への説明は一切せず暴力と脅迫によるコミュニケーションというチグハグさがしんどい。 でも家族に恵まれず、信者は彼を媒介にこの世のものではないモノと通信してる環境で育ったら、息子と健全な関係が築けないのも仕方ないかぁ。 愛は人一倍でも、不器用さも桁外れな父親加減は、今年の映画「ワンバトルアフターアナザー」のディカプリオ並みだった。 ガスパルの精神が心配です。。。 下巻、いくぞー!
  • 2025年12月17日
    人形の家
    人形の家
    主人公のノラや数多の女性たちが与えてきた無条件の愛(愛する人のためなら自分の身や名誉が傷ついても構わない覚悟)が、夫達によってどれだけ無配慮に消費され、傷つけられてきたかを指摘するシーンは胸が詰まった。 そして世間に押し付けられる色んな役割の前に、1人の人間として自分自身はどう生きるべきなのか問う大切さ。 一生、この本を大切にしたい。 ・・・・・・ 女性が何も持つことを許されなかった時代。 財産も自分の部屋も、郵便ポストの鍵すらも。 契約書も相続手続きも、銀行口座さえ。 そして女性が何も決めることができなかった時代。 クリスティーナとノラの対比が効いてる。 前者は様々な不幸が重なったお陰(?)で、父親も夫もいないため経済的にも精神的にも自立せざるを得なかった女性。 後者は父と夫の庇護のもと、お人形遊びの「お人形」のように扱われ、考える力すら与えられなかった女性。 クリスティーナは自立しているから、元彼に逆プロポーズまでできたんだなぁ。そしてノラと夫の関係がいかに不健全か分かるから、場を取り繕うことに最終的には手を貸さず、夫婦で話し合うように背中を押したんだと思った。 クリスティーナの、「誰かのために人生を犠牲にしたことがある人は2度とそのようなことはしない」が刺さる。私もそうじゃない生き方をしたかったけど、その選択肢がなかったから。出来なかったんだよね、 ・・・・忘れたくないセリフ・・・・ 今夜初めて私たちは意味のある会話をしたのよ。 あなたが自分も一緒に罪を被るよと言ってさえくれれば良かった。そうすれば今日が私の人生で最良の日になったのにね。 私は人形だったし、このままじゃ私たちの子どもも人形になってしまう。だから出て行くわ。 母親や妻という役割の前に、私は1人の人間として自分自身を教育しなければならないのよ。
  • 2024年7月18日
    死んでから俺にはいろんなことがあった
    死んでから俺にはいろんなことがあった
    めちゃ面白かった!! ポルトガルから無計画にもイギリスに渡った夫婦と息子のたった1日を濃密に描く。 章を追うごとに窮地に自分を追い込む男にハラハラ、ドキドキし、一緒に絶望した。 この「困った移民」側に立った書き方は新しくて構成も見事。 なんで英語も話せずに、仕事も見つけずに移民なんかするんだ。 無計画で無謀な男にずっとイライラするけど、「迷惑な移民」として今まで私が一括りにしてきた人たちに実態を与えてもらった。 彼らも懸命に生きる一個人であるという事実を受け止める。 カルラが警察に無視され続ける場面と、私自身を取り戻したい、私を見て、私の意見を聞いて欲しいと絶望する姿に胸を打たれた。 ひょろもフランスにいた時、1人では水一本買えない、バスにも乗れないことに無力感と情けなさを感じてたの思い出した。
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