
みっつー
@32CH_books
2025年12月27日
かるい生活
群ようこ
読み終わった
物が多すぎる。
朝、目を覚ましてリビングや自室に行くと、無性に「どうして我が家はこんなに物で溢れているんだ!」と頭の中の野比のび太が天井に向かって指を刺して声高らかに疑問を呈している。
自分自身が物を増やし続けている張本人なのにも関わらずである。
アイドルの推し活をしていたり、特定のアニメやゲームを推していたりする自分からすると、物を増やすなと言う方が難しい。
コンサートがあればペンライトや、うちわ、最近だとスマホのケースに挟むのに適した小さめのステッカーなども買ってしまうし、アニメやゲームなどは好きなキャラクターが描かれているアパレルグッズなどを見つけると「お前は赤ちゃんか」と言うくらいによだれをダラダラと流しながらクレジットカードを切っている。
次第に我が家にものは増え、その都度、色んな場所にしまったりするけれど、やはりどこか乱雑とした雰囲気を醸し出すこととなる。
以前家に遊びに来た友人から「なんかヴィレッジヴァンガードみてぇな家だな」と言われた時があったのでいっそのこと本当に誰でも良いからウチから物を買い取ってくれ、とさえ思った。
自分はゲーム実況という活動を行なっているのだが、その点、ゲームをプレイするソフトを購入する際には基本的に“パッケージ版”か“ダウンロード版”のどちらかを選択することが出来て、私は後者の方をよく購入している。
単純にお店に取りに行かなくていいのも楽だし、物によるけれど深夜や早朝から遊ぶことができる強みはかなり大きい。
もちろんパッケージ版はパッケージ版で、手元に置いておけるホクホクさもよく分かるし、最近はパッケージ版限定の特典もかなり充実していて選ぶのがとても楽しい。
しかし、自分の性格上、ダウンロード版があって良かったぁ〜という部分が多いので重宝しているのだ。
本に至ってはスマートフォンなるとても便利だけど使いこなせていない指紋まみれの板があるのだから、電子書籍でも読めという話なのだけれど、実際何冊も本は読んでいるけれど、やっぱり目が疲れてしまって長時間の読書には向いていないように感じる。
漫画を読む時にはそこまで疲れは感じないけれど、文字を目で追うという行為と私自身の目の相性はあまり良くないように思う。
何が原因でこんなにも物が増えたのかと考えた結果、やはり通信販売の弊害というのは外せない。
あの本が欲しいと思えばAmazon、あら可愛いフィギュアが売っているじゃないのAmazon、ゲームのやり過ぎで体が痛いから健康グッズでも買おうかしらAmazon。
私の家の中に物流のアマゾン川が流れ、消費という名のアナコンダが私の銀行口座から何千、何万という金を吸い上げていく。
私たち探検隊は吸い上げられる金の行方を明らかにすべく、Amazonの奥深くへと旅立って行くのだった…(遠い目)
群ようこさんの『かるい生活』を読んだ。
2025年12月に発売された『かえる生活』で群ようこさんの作品デビューをしたのだけれど、群さんの文章の書き方に自分の思い描いているスタイルがあるのでは!?と思い、まぁ、もっと端的に言えばシンプルに文章が好きで、このエッセイを購入してきた次第である。
『かえる生活』の時には亡くなっていた猫ちゃんがまだ生きていて、猫と群さんの生活を垣間見ることができてとても癒された。
この頃から物を捨てることを頑張っていたり、高齢からくる心身の不調であったり、年齢を重ねてくると甘い物を食べるなどの快楽も制限しなくてはいけないということ、逆に年齢を重ねることで分かってくる体の変化を面白がったりすること。
生活を書くということがこんなにも楽しいことなのかと気づきがあって面白い。
人との会話を通して怒ったり、学んだり、モヤモヤしたり。
そういうことの連続が、生活を書くことなんだなぁと思わされた。
自分もいつの日かこういう文章が書きたい。

