不眠屋框
@brotlose_lehrer
2025年6月21日

カリスマ
C・リンドホルム,
森下伸也
かつて読んだ
「一体なぜそんな人を信じてしまうのか」
というのは、カルトや独裁者について客観視しようとしたことのある全ての人が、一度は抱く感想だろうと思う。その問いへの解答を試みた1冊。
著者自身が書いているように、心理学や精神病理学などにそこまで明るくない読者は、後半の実例パートから読んだ方がよい。
カルトや独裁者が大衆を惹きつけるメカニズムというのは実に巧妙で、かなりの程度において計算されたものであり、そこに大衆の熱狂が噛み合うと、強い推進力をもって暴走する。
その過程を各実例や、関連する研究から丁寧に立証する。
文章自体はとても読みやすいが分厚いので、中〜長期戦の読書としてお勧め。